管理者モードでコマンドプロンプトを起動します。
- verifier /reset
既存の設定をすべてクリアします。次のブート後、ドライバー検証ツールはドライバーをチェックしません。 - verifier /query
現在の有効なドライバー検証ツールの設定が表示されます。 - verifier /querysettings
システムが再起動後、チェックするドライバーや設定を表示します。 - verifier /volatile
システムの再起動なしで、設定を変更できます。コマンドは、/adddriver、/removedriverでチェックするドライバーを指定します。
Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved. 構文: verifier {/? | /help} verifier /standard /all verifier /standard /driver <名前> [<名前> ...] verifier /flags <オプション> [<オプション> ...] /all verifier /flags <オプション> [<オプション> ...] /driver <名前> [<名前> ...] verifier /rules {query | reset | default| disable } verifier /query verifier /querysettings verifier /bootmode {persistent | resetonbootfail | oneboot} verifier /reset verifier /faults [probability [pool_tags [applications [delay_minutes]]]] verifier /faultssystematic [<オプション> ...] verifier /log <ファイル名> [/interval <秒>] verifier /volatile /flags <オプション> [<オプション> ...] verifier /volatile /adddriver <名前> [<名前> ...] verifier /volatile /removedriver <名前> [<名前> ...] verifier /volatile /faults [probability [pool_tags [applications [delay_minutes]]]] verifier /domain {wdm | ndis | ks | audio} [rules.all | rules.default ] /driver ... [/logging | /livedump | /onecheck] verifier /logging verifier /livedump verifier /onecheck パラメーター: /? または /help このヘルプ メッセージを表示します。 /standard ドライバーの検証ツールの標準のフラグを指定します。これは '/flags 0x209BB' に相当します。 /all インストールされているすべてのドライバーを次回の再起動後に検証 することを指定します。 /driver <名前> [<名前> ...] 検証する 1 つ以上のドライバー (イメージ名) を指定します。 ワイルドカード値 (n*.sys など) はサポートされません。 /driver.exclude <名前> [<名前> ...] 検証から除外する 1 つ以上のドライバー (イメージ名) を 指定します。このパラメーターは、すべてのドライバーを 検証対象として選択した場合にのみ使用できます。 ワイルドカード値 (n*.sys など) はサポートされません。 /flags <オプション> [<オプション> ...] 検証で有効にする 1 つ以上のオプションを指定します。 ドライバーの検証ツールで検査されるすべてのドライバーにフラグが 適用されます。オプション値は、10 進数、16 進数 ("0x" のプレフィックス)、8 進数 ("0o" のプレフィックス)、またはバイナリ ("0b" のプレフィックス) の形式で指定する 必要があります。 標準のフラグ: ドライバーの検証ツールの標準のオプションは、'/standard' または '/flags 0x209BB' を使用して指定できます。 0x00000001 (ビット 0) - 特別なプール 0x00000002 (ビット 1) - 強制 IRQL 検査 0x00000008 (ビット 3) - プールのトラック 0x00000010 (ビット 4) - I/O の検証 0x00000020 (ビット 5) - デッドロックの検出 0x00000080 (ビット 7) - DMA 検査 0x00000100 (ビット 8) - セキュリティの検査 0x00000800 (ビット 11) - その他の検査 0x00020000 (ビット 17) - DDI 準拠の検査 その他のフラグ: これらのフラグは、特定の状況でのテスト用に設計されています。 (*) でマークされたフラグでは、必要な I/O の検証 (ビット 4) が自動的に有効になります。(**) でマークされたフラグは 個々の規則の無効化をサポートします。 0x00000004 (ビット 2) - ランダム化された低リソース シミュレーション 0x00000200 (ビット 9) - 保留中の I/O 要求を強制する (*) 0x00000400 (ビット 10) - IRP ログ (*) 0x00002000 (ビット 13) - 不変な MDL のスタック用検査 (*) 0x00004000 (ビット 14) - 不変な MDL のドライバー用検査 (*) 0x00008000 (ビット 15) - Power framework 遅延ファジー テスト 0x00010000 (ビット 16) - ポート/ミニポート インターフェイスの検査 0x00040000 (ビット 18) - 体系的な低リソース シミュレーション 0x00080000 (ビット 19) - DDI 準拠の検査 (オプション) 0x00200000 (ビット 21) - NDIS/WIFI の検証 (**) 0x00800000 (ビット 23) - カーネル同期の遅延ファジー テスト 0x01000000 (ビット 24) - VM スイッチの検証 0x02000000 (ビット 25) - コードの整合性検査 /log.code_integrity このオプションは、コードの整合性違反による中断を抑制し、 検証されたドライバーの統計情報だけを収集します。 統計情報は、/log オプションまたはカーネル デバッガーを 使用して抽出できます。このパラメーターは、 コードの整合性検査を有効にした場合にのみ適用できます。 /rules {query | reset | default | disable } 規則レベルの制御を指定します (詳細設定)。 query 制御可能な規則の現在の状態を表示します。 reset すべての規則を既定の状態にリセットします。 default 規則 ID を既定の状態に設定します。 disable 指定した規則 ID を無効にします。 /query ドライバーの検証ツールのランタイムの統計情報と 設定を表示します。 /querysettings 現在有効なオプションおよびドライバーの要約、または次回の 再起動後に検証されるオプションおよびドライバーの要約を 表示します。表示には、/volatileを使用して追加した ドライバーおよびオプションは含まれません。 /bootmode ドライバーの検証ツールのブート モードを指定します。 このオプションによる設定を有効にするには、 システムの再起動が必要です。 persistent ドライバーの検証ツールの設定が再起動後も 維持されます。これは既定値です。 resetonbootfail 次回以降の再起動時に、システムを 開始できない場合はドライバーの検証ツール を無効にします。 oneboot 次回の起動時にのみドライバーの検証ツールを 有効にします。 /reset ドライバーの検証ツールのフラグとドライバーの設定をクリアします。 このオプションによる設定を有効にするには、システムの再起動が必要です。 /faults [probability [pool_tags [applications [delay_minutes]]]] ランダム化された低リソース シミュレーション機能を有効にし、必要に応じて ランダム化された低リソース シミュレーションのパラメーターを制御します。 Probability ある割り当てをドライバーの検証ツールがエラー にする確率を指定します。この値は、ドライバーの 検証ツールが割り当てをエラーにする可能性を、 10,000 回あたりの回数として表します。 既定値は 600 で、600/10000 または6 を意味します。 Pool Tags: フォールトを挿入するプール タグを、スペースで 区切った一覧として指定します。 既定では、どのプール割り当てにもフォールトが 挿入される可能性があります。 Applications フォールトを挿入するイメージ ファイル名 (実行可能 ファイル) を、スペースで区切った一覧として指定 します。既定では、どのプール割り当てにもフォールト が挿入される可能性があります。 DelayMinutes ドライバーの検証ツールが割り当てを意図的にエラーに しない、起動後の時間 (分) を指定します。この遅延を 使用すると、ドライバーが読み込まれてシステムが 安定化してから、テストを開始することができます。 既定値は8 分です。 /faultssystematic [<オプション> ...] 体系的な低リソース シミュレーションのパラメーターを 制御します。 enableboottime 再起動をまたぐフォールト挿入を有効に します。 disableboottime 再起動をまたぐフォールト挿入を無効に します。これは既定値です。 recordboottime 再起動をまたぐ 'what if' モードでの フォールト挿入を有効にします。 resetboottime 再起動をまたぐフォールト挿入を 無効にし、スタック除外リストを クリアします。 enableruntime フォールト挿入を動的に有効にします。 disableruntime フォールト挿入を動的に無効にします。 recordruntime 'what if' モードでのフォールト挿入を 動的に有効にします。 resetruntime フォールト挿入を動的に無効にし、以前に エラーが発生したスタック リストをクリア します。 querystatistics 現在のフォールト挿入の統計情報を表示 します。 incrementcounter フォールトが挿入されたタイミングを 示すために使用されるテスト パス カウンターを増加させます。 getstackid <カウンター> 挿入された指定のスタック ID を取得します。 excludestack <スタック ID> フォールト挿入からスタックを除外します。 /log <ファイル名> [/interval <秒>] 指定した名前のログ ファイルを作成し、実行時の統計情報を このファイルに定期的に書き込みます。 ログ ファイルの更新間隔は '/interval'パラメーターで 制御します。既定値は 30 秒です。ログを終了して戻るには、 Ctrl + C キーを使用します。 /volatile コンピューターを再起動せずにドライバーの検証ツールの設定を 変更します。揮発性の設定は直ちに有効になり、 次回のシステム再起動まで有効です。 /volatile /adddriver <名前> [<名前> ...] 指定した 1 つ以上のドライバーの検証を開始します。 /volatile /removedriver <名前> [<名前> ...] 指定した 1 つ以上のドライバーの検証を停止します。 /domain {wdm | ndis | ks | audio} [rules.all | rules.default] /driver ... [/logging | /livedump | /onecheck] 検証ツールの拡張設定を制御します。次の種類の検証ツール拡張が サポートされています。 wdm WDM ドライバー用の検証ツール拡張を有効 にします。 ndis ネットワーク ドライバー用の検証ツール拡張を 有効にします。 ks カーネル モードのストリーム ドライバー用の 検証ツール拡張を有効にします。 audio オーディオ ドライバー用の検証ツール拡張を 有効にします。 次の拡張オプションがサポートされています。 rules.default 選択した検証ツール拡張の既定の検証規則を 有効にします。 rules.all 選択した検証ツール拡張のすべての検証規則 を有効にします。 /logging 選択した検証ツール拡張によって検出された規則違反のログを 有効にします。 /livedump 選択した検証ツール拡張によって検出された規則違反の ライブ メモリダンプ収集を有効にします。 /onecheck 選択した検証ツール拡張によって検出された最初のインスタンスに ついてのみ、規則違反の報告を有効にします。