Windows Azure

MSDNフォーラムで、Windows Azure Storage用のツールが紹介されていましたので、情報展開したいと思います。

紹介するツールは、「Azure Storage Synctool」です。現在バージョン0.1が提供されています。

概要

Azure Storage Synctoolは、インポート/エクスポートやバックアップなどの目的のためにAzure Blobストレージからファイルをダウンロードしたり複製するためのツールです。

特徴

  • Azure Blobストレージの特定のフォルダーにあるファイルをすべてダウンロードすることができます。
  • Azure Blobストレージの特定フォルダーに、ファイルをアップロードすることができます。
  • 仮想ディレクトリをサポートしています。
  • ローカル開発ストレージをサポートしています。
  • ログを記録しています。

既知の問題

  • 今のところ、レジューム機能が提供されていません。転送や接続に失敗した場合、やり直しになります。

ライセンス

Azure Storage Synctoolはパブリックドメイン・フリーウェア、クローズソースアプリケーションとしてリリースしています。バイナリを共有したり、再配布することができます。

配布サイト

Azure Storage Synctool – Clone, download and sync Azure Blob Storage accounts

SQL Azure

Enzo Backup for SQL Azureの紹介については、「蒼の王座 » [ツール紹介]Enzo Backup for SQL Azure」を参照してください。

アプリケーションを起動するとWindows Azure Storageアカウント設定情報の入力を求められます。

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Connection→Register Database Server…を選択して、バックアップしたいデータベースに接続します。

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SQL AzureとSQL Serverの両方をバックアップ・リストア対象にすることができます。ここでは、SQL Azureの接続情報を入力します。

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SQL Azureへ接続できると左側ツリーにSQL Azureのデータベース一覧が表示されます。ツリーを展開し、データベース名を選択すると、右側ペインにスキーマ一覧が表示されます。

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スキーマ上で右クリックするか、メニューバーのOperations→Backupを選択すると、TO FileとTo Azure Blobの選択肢が表示されます。
Enzo Backup for SQL Azureでは、ローカルファイルへのバックアップと、Blobへのバックアップを選択することができます。ここでは、Azure Blobを選択します。

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バックアップウィザード画面が表示されます。一つ目のタブは、バックアップ対象のデータベースサーバ情報を入力します。データベースサーバをすでに登録している場合は、初期表示されます。
Backup Nameはバックアップファイル名を指定します。

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二つ目のタブは、拡張オプションです。特定スキーマーのみをバックアップしたいときは、Schema to Backupに対象のスキーマー名を入力します。Data Syncサービスが使用しているオブジェクトをバックアップ対象に含めるかどうかを選択することができます。トランザクション整合性の考慮、Worker Roleで実行するかどうかを選択することができます。

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シノニムが空だと、エラーが出るバグがあるようなので、フィードバックを実施。

SQL Azure

bluesyntax社のSQL Azure Backup紹介ページをざっくり意訳した投稿です。Bluesyntax社は、SQL AzureのMVPが2人在籍している会社です。

Enzo Backup for SQL Azureソリューション(現在βリリース)は、 SQL Azureデータベースをバックアップしたり、ほかのSQL AzureデータベースやオンプレミスのSQL Serverデータベースにバックアップをリストア作業を柔軟に操作できるようにします。

Enzo Backup製品のβリリースのダウンロードは、ここをクリックしてください。.

概要

Enzo Backup for SQL Azureで、できること:

  • SQL Azureデータベースから、バックアップblobやバックアップファイルの作成す
  • バックアップblobやバックアップファイルからSQL Azureデータベースのリストア
  • SQL Serverデータベースの限定的なバックアップとリストアの実行
  • リモートエージェントを使用したクラウドでの完全なバックアップ実行
  • データベースの単一スキーマのみのバックアップ
  • 特定テーブルのみのリストア
  • オンプレミスからクラウドへバックアップデバイスをコピーできます。
  • バックアップ操作を実行するためにコマンドラインユーティリティを使用できます。
  • SQL Azure用のトランザクション一貫性のあるバックアップ実行

詳細

Enzo Backup for SQL Azureは、ローカルWindowsアプリケーションで動作し、SQL Azureデータベースのバックアップとリストアをできるようにします。Blobストレージやローカルファイルシステムにバックアップしたり、リストアすることができます。データベースのスキーマとデータ両方を含むバックアップファイルは圧縮されてます。

SQL Azureデータベースからリストアすることができるデータベースなら、SQL Serverデータベースのバックアップを限定的にサポートしています。たとえば、プライマリキーの無いテーブルはバックアップできません。開発者がSQL Azureデータベースをバックアップしたり、SQL Serverを使用しているオンプレミスのデータベースにリストアすることができます。

バックアップツールは、データベース全体では無く一部のスキーマのみをバックアップすることができます。複数顧客のデータを1つのデータベースにホストするような複数テナントやシャーディング時に便利です。

コマンドラインユーティリティは、スケジューラーでバックアップ操作を実行するのに使用することができます。コマンドラインユーティリティは、ユーザインターフェイスで提供しているすべてのオプションをサポートしています。
製品は、一時的なエラーを回避したり、基本的なネットワーク帯域問題を避けるために高度なバックアップ、リストア技術を使用しています。実験では、50MBのデータベースを2分でバックアップでき、3分でリストアできます。

テーブル、トリガー、ストアドプロシージャ、ビュー、関数、spatial データ型、spatial インデックス、制約、外部参照、ユーザ定義型など多くのオブジェクト型をバックアップできます。

制限事項

ユーザ定義型をサポートしていますが、製品ではテーブル型制約のリストアをすることができません。しかし、ユーザテーブル制約はすべてサポートしています。
このリリースバージョンでは、差分バックアップを提供していません。将来リリースでの提供を計画しています。
このリリースバージョンでは、スケジューリング機能を提供していません。しかしながら、コマンドラインユーティリティによる、バックアップ操作の実行を提供しています。コマンドラインユーティリティは、スケジューラーから実行することができます。

サポート

Eメールにて、設定と一般的なサポートによる支援を受けることができます。

Windows Azure

Cloud Explorer for Azure は、クラウド(Windows Azure)のデータを、ファイルサーバやNASにあるファイルのように操作できる、フリーソフトウェアです。
エクスプローラ風の画面・操作で、クラウドビギナーでも簡単手軽にクラウドを使いこなすことができます。

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日本製のAzure操作用のフリーソフトが公開されています。

Cloud Explorer for Azure

 

また、本ソフトを開発する際に作成したライブラリも合わせて公開されていますので、開発者の方は、Cloud File System for Azureを参照すると良いかと思います。
ライブラリの方は、体験版が公開されています。
ライセンス日は、42000円のようですね。

Windows Azure

Azure VM Assistant(AzureVMAssist)は、Azure上で動作させるツールで、ロールの詳細情報やヘルス情報などの重要な情報を提供します。Azure VM上でする日常の操作をデザインし、いくつかの特定タスを素早くできます。
ダウンロード:http://azurevmassist.codeplex.com/releases/

現在のバージョン:1.0.0.4 (Version 1.0.0.5 is in test)

http://download.codeplex.com/Project/Download/FileDownload.aspx?ProjectName=azurevmassist&DownloadId=246843

  • Launch Pad: プロセスとサービスの情報を表示し、共通的なVM操作を提供します。
  • VM Config: WebロールとWorkerロールの設定情報を表示します。
  • VM Health: VM実行中のVMのヘルス状態の情報を表示します。
  • VM Info: VM情報の確認
  • Event Log: アプリケーションイベントログの確認
  • Storage Access: Blobへアップロードしたり、ダウンロードするためにWindows Azureストレージに接続します。
  • VHD Mount: VM内のVHD上のコンテンツに直接接続するために、AzureストレージからVHDをマウントします。
  • CMD Prompt: タブ内でコマンドプロンプトを実行します。
  • Scratch Pad: Azure VMからランダムにデータを収集し、Azreuストレージにアップロードします。
  • Information: ヘルプ文章の提供と新しいバージョンへの更新。