Azure SQL Databaseの「スケール アップに利用可能な DTU」の意味
フォーラムで興味深い情報がMicrosoftの中の人から回答されていたので紹介します。
Azure ポータルで、Azure SQL Databaseのスケールの情報を参照すると次のような記載がされています。
スケール アップに利用可能な DTU 2000 (サーバーで利用できる 1995 + 現在のパフォーマンス レベルに関連付けられている 5)
これの意味について、中の人の解説。
Azure SQL Databaseにはロジカルサーバーの概念があります。
ロジカルサーバーは、物理リージョンでデータベースの集合体です。
それぞれのロジカルサーバー(もしくはデータベースの物理的なグルーピング)には、データベースが接続された特定サーバーによってDTU数が制限されています。
上のスクリーンショットの例では、サーバーで2000DTUが提供されていて、そこから現在5DTUを使用している状態です。つまり、このサーバー上では、残り1995DTUを使用して1つ以上のデータベースを作成できます。
たとえば、ほかにP3(1000DTU)のデータベースと39個のBasicデータベース(Basic1つあたり25DTU)をサーバー上のキャパシティーで使用可能です。
所感
負荷が高まったら、DBをスケールアップさせようと計画している場合は、事前にここの数値を確認し、サーバー上でスケールアップさせる余地が残っているか確認したほうがよさそうですね。