SQL Azure

Azure SQL Data Warehouse (プレビュー版)がレジストされたので、こちらのファーストガイドを参照しながら、環境構築をして触り始めました。Azure SQL Data Warehouse については、概要を一度紹介済みなのでそちらを見てください。

もしくは、MSエヴァの井上さんがスライドにまとめているので、そちらを参照しても良いと思います。

レジスト完了のメール通知

Azure SQL Data Warehouseの登録が完了すると、メールが届きます。
プレビュー版では、レジストする Azure SQL Database のサーバーを個別指定して、レジストしてもらう流れになっています。

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Azure SQL Data Warehouse サービスのプロビジョニング

次にポータルから、SQL Data Warehouse を追加します。

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個別レジストなので、使用できるAzure SQL Database サーバーも限定されています。

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SQL Data Warehouse が作成できたら、次に先ほど指定した Azure SQL Database サーバーのファイアーウォールにIPを指定して、アクセスできるようにします。

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SQL Data Warehouse への接続

Azure SQL Data Warehouse に接続するには、SQL Server Data Tools (SSDT)のバージョン12.0.50623移行が必要です。

Visual Studio のSQL Serverオブジェクトエクスプローラーから、Azure SQL Data Warehouseに接続します。

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資格情報を入力すると、接続できます。

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もしくは、Azure PortalのVisual Studioで開くから、簡単に接続することもできます。

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サンプルデータのインポート

サンプルデータをインポートします。

ここからサンプルデータをダウンロードします。ダウンロードしたAdventureWorksPDW2012.zipファイルを解凍します。解凍したファイルの中にある「aw_create.bat」を修正し、資格情報を入力します。

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バッチをダブルクリックして実行します。
1分ぐらいはコマンドウィンドウに何も表示されませんが、気にせず待っていてれば進行します。

バッチが終了したらクエリを実行して、データインポートが完了しているか確認します。

SELECT * FROM DimEmployee;

SQL Azure

Azure SQL Database は、9/12にWeb、Businessエディションのサービス提供が終了します。新しいサービス帯であるBasic、Standard、Premiumに移行しなければなりません。V11からV12への自動移行も予告されています。

自動アップグレードについては、ポータルにも次のように表示されます。

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アップグレードの延期方法

アップグレードを延期するための方法として、PowerShellコマンドレットが提供されています。このコマンドレットは、Azure Resource Managerを使用します。

PS C:\> Switch-AzureMode -Name AzureResourceManager

次に、サブスクリプションへのアクセスを設定します。もっとも簡単な方法は、Add-AzureAccountコマンドレットを使用することです。

設定方法は、ここを参考にしてください。

自動アップグレード関係のコマンドレットを確認してみましょう。

PS C:\> get-help *-AzureSqlServerUpgrade | select -Property Name

Name

—-

Stop-AzureSqlServerUpgrade

Start-AzureSqlServerUpgrade

Get-AzureSqlServerUpgrade

アップグレード日付を変更してみましょう。

変更するには、引数にサーバー名とリソースグループを指定する必要があります。

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自動アップグレードの日付を変更し、アップグレードを延期します。

PS C:\> Start-AzureSqlServerUpgrade -ServerName w5axll7xap -ResourceGroupName Default-SQL-SouthCentralUS -ServerVersion 12.0 -ScheduleUpgradeAfterUtcDateTime 2015-06-12

ResourceGroupName               : Default-SQL-SouthCentralUS

ServerName                      : w5axll7xap

ServerVersion                   : 12.0

ScheduleUpgradeAfterUtcDateTime : 6/12/2015 12:00:00 AM

DatabaseCollection              :

アップグレードのキャンセル

キャンセルする方法は2種類用意されています。

ポータルでキャンセルボタンをクリックすることでキャンセルできます。

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もしくは、PowerShellコマンドレットもできます。

まずは現在の状態を確認してみます。

PS C:\> Get-AzureSqlServerUpgrade -ServerName w5axll7xap -ResourceGroupName Default-SQL-SouthCentralUS |Format-Table

ResourceGroupName              SerrverName                     Status

—————–              ———-                      ——

Default-SQL-SouthCentralUS     w5axll7xap                      InProgress

アップグレードをキャンセルしてみます。

PS C:\> Stop-AzureSqlServerUpgrade -ServerName w5axll7xap -ResourceGroupName Default-SQL-SouthCentralUS

ResourceGroupName              SerrverName                     Status

—————–              ———-                      ——

Default-SQL-SouthCentralUS     w5axll7xap                      Cancelling

キャンセルが完了し、自動アップグレードが停止した状況を確認してみましょう。

PS C:\> Get-AzureSqlServerUpgrade -ServerName w5axll7xap -ResourceGroupName Default-SQL-SouthCentralUS |Format-Table

ResourceGroupName              SerrverName                     Status

—————–              ———-                      ——

Default-SQL-SouthCentralUS     w5axll7xap                      Stopped

 

参照元

Azure SQL DatabaseのサポートチームBlogに投稿された「Stopping or Postponing an upgrade to SQL Database V12」をざっくり意訳した投稿です。

SQL Azure

SQL Server Management Studio のアップデートがリリースされました。
今回は、SQL Server Management Studio July 2015 となります。

詳細は次のサイトを参照してください。

SQL Server Management Studio July 2015

SSMS バージョン番号:13.0.400.91

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  1. Azure SQL Databasesで、データベースダイアグラムに対応しました。
    データベースダイアグラムによって、簡単にキー、リレーションシップ、列、テーブルの作成変更が簡単にできます。
  2. DacFxライブラリが、最近のAzure SQL Databaseの機能、Azure Active Directory認証と行レベルセキュリティ機能に対応しました。
  3. インテリセンスが改良されて、SQL Server 2016の新しい機能Temporal Table(詳細はムッシュBlogで。)に対応しました。
  4. 「Check for Update」UIのバグが修正されました。

SQL Server Management Studio June 2015

  1. 新しい軽量なWebインストーラーが提供されます。
  2. 新しい更新の自動確認機能が提供されます。
    image

  3. 顧客への要望に対応しました。
    ・オブジェクトエクスプローラーで、テーブルとビューの上位200行の編集が可能になりました
    ・Azure SQL Database V12用にテーブルデザイナーが提供されます。
    ・Azure SQL Database V12用のデータベースとテーブルのプロパティダイアログが提供されます。
  4. T-SQLの保存確認ダイアログのスキップ機能が提供されました。
    image
  5. Azure SQL Databaseの新しいサービス帯にImport/Exportウィザードが対応しました。

Windows Azure

Microsoft Azure Webサイトを使用して、A/Bテストを簡単にすることができます。
ここではA/Bテストをする方法について説明します。

  1. http://portal.azure.com/ にログインする
  2. Webサイト(Web app)を表示する
  3. 「すべての設定」をクリックする
    SNAGHTML15c31da0
  4. 「トラフィックルーティング」を選択する
    image
  5. (オプション)
    Basicじゃ、あかんよ…っと。
    image
  6. プランを変更してトラフィックルーティングを表示。
    imageステージAとステージBとプロダクションに、25%、25%、50%で振り分けるようになった。

SQL Azure

2015年9月12日に、V11サーバーと呼称される、Microsoft Azure SQL DatabaseサービスのWeb、Businessエディションの提供が終了すると発表されていました。
今までは、9月12日に、V11サーバーに何が起こるのか明確になっていませんでした。

今朝届いたAzureチームからのアナウンスで明確になりましたね!

自動アップグレードされます

V11(Web、Businessエディション)のAzure SQL Databaseは、
自動的にV12(Basic、Standard、Premiumエディション)に移行されます。

これは自動処理なので、処理が実施される14日前に個別に対象となったユーザーに通知されるようです。

移行は、課金ベースで考えられており、毎月の課金が増えないように設計されています。
その為、データベース容量を元にアップグレード先が決定しています。

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つまり性能ベースではないので、移行先によっては、自動アップグレードと同時に
深刻な性能問題に遭遇する可能性もあります。

性能やV12サーバーの機能については、ムッシュ金麦先生がde:code 2015で発表しているので、そちらを見ておくとばっちりです!

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具体的な移行先の確認方法

自動移行先の詳細を確認する方法が提供されています。

  1. 使用量と課金から課金根拠のResource GUIDを確認します。
  2. GUID Migration for SQL Databaseから、1で確認したGUIDを探します。
    見つけたら、新しい移行先を表で確認します。

自動アップグレードの延期(9/12まで)

9月12日に向けて計画してたんだから、勝手にアップグレードするなよ!っと起こりたくなる方もいますよね?

ご安心を。
MSさん、自動アップグレードを9月12日までは猶予する選択肢を提供しています。

メールには、「2015年9月12日まで、このアップグレードを拒否するオプションがあります。」とのこと。 詳細は不明…。

V11でできて、V12でできないこと

最新情報は英語

英語ドキュメントはGithubを使って随時アップデートされているので、
日本語翻訳が間に合っていないので英語を見ましょう。

メール画像

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ポータル画像

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