Windows Azure

Windows Azureにデプロイするためのベース イメージを準備します。

  1. Hyper-Vサーバーで、新しい仮想マシンを作成し、Windows Server 2008 R2をデフォルトインストールします。仮想マシンを起動後、ログインし、必要なOSの役割をインストールし設定し、Windows Azure VM Role統合コンポーネントをインストールします。より現実的なシナリオでは、現時点では、基本的な追加ソフトをインストールすることです。
  2. インストールし、必要なソフトウェアの準備をしたら、一般的なイメージを作成するために、System Preparation Tool (sysprep.exe) を適用し、シャットダウンし、Windows Azureにアップロードします。
  3. 次に、サービスモデルを作成し、デプロイしたイメージを使用するための設定をし、サービスパッケージを作成し、Windows Azure Platform Management Portalを使用してサブスクリプションにデプロイします。

 

1. 仮想マシンイメージの作成

Hyper-Vを使用して、Windows Server 2008 R2 Enterpriseをインストールする。

  • 名前:VM Role
  • メモリ:2048MB
  • NW:ローカルエリア接続 – 仮想ネットワーク
  • 仮想HDサイズ:30GB
    →サイズは、選択するVM Roleと同じサイズでなければならない。
    Small Roleにデプロイするので30GB

(12/2修正/この作業はオプションです。)
VM Roleは、ブートパーティションが正しければ複数パーティションでも問題ない。リカバリパーティションを作成したいときは、インストールするディスク選択画面でコマンド操作をする。

  1. Shift + F10を押す
  2. 次のコマンドを実行する
    diskpart
    select disk 0
    create partition primary
    exit

2.デプロイするためのベースイメージの準備

次の役割を追加する

  • Web Servers(IIS)

次の機能を追加する

  • .NET Framework 3.5.1

Windows Update の設定を変更する

  • 更新を確認しない(非推奨)

Windows Updateを手動実行する

3.Windows Azure VM Role統合コンポーネントのインストール

Hypaer-Vの接続コンソールから、DVDのイメージを追加する。

  • VM Role統合コンポーネントのイメージファイル:wavmroleic.iso
  • 追加したDVDドライブをエクスプローラーで開き、WaIntegrationComponents-x64.msi を実行する。

インストールし、再起動後sysprepを実行する。

  • スタートから%windir%\system32\sysprep\sysprep.exeを開く。
  • “Enter System Out-of-Box Experience (OOBE)” を選択
  • ラベルは、Generalize
  • シャットダウンオプションは、シャットダウンを選択

4.Windows Azureにディスクイメージをアップロードする

Windows Azure SDK Command Promptを開く

次のコマンドを実行する。

csupload Add-VMImage -Connection "SubscriptionId=<YOUR-SUBSCRIPTION-ID>; CertificateThumbprint=<YOUR-CERTIFICATE-THUMBPRINT>; ServiceManagementEndpoint=https://management.core.windows.net/" -Description "Base image Windows Server 2008 R2" -LiteralPath "<PATH-TO-VHD-FILE>" -Name baseimage.vhd

<YOUR-SUBSCRIPTION-ID>

Windows AzureサブスクリプションID

<YOUR- CERTIFICATE-THUMBPRINT>

証明書の拇印

<PATH-TO-VHD-FILE>

ディスクイメージファイルを選択する。

ダイアログが表示されて、VHDをマウントさせる。

20101201040547

Management Portalにアクセスし、Hosted Service→Storage Account & CDNタブを選択し、VM Imageを選ぶ。ステータスを確認できる。

20101201040745

アップデートが完了すると次のようになる。

20101201040829

5.サービスモデルの作成

12/02追記

VM Roleは、まだβプログラムなので、利用するには、まずβプログラムに参加登録が必要です。Windows Azure Platform PortalのAzure Connectからプログラムに申込みします。使用可能になった際に、VM RoleをVS2010で扱えるようにする方法の案内が来ます。

デフォルトの状態では、「New Virtual Machine Role」メニューが表示されないようになっています。

Visual Studio 2010を開き、Windows Azureプロジェクトを新規作成する。

ロールを何も選択しないで、OKを押す。

20101201040959

ソリューションに、VM Roleという名前の新しい仮想マシンRoleをプロジェクトに追加する。

20101201041150

新しいロールのプロパティを開き、Virtual Hard diskタブを選択。

Azure証明書を追加し、仮想ハードディスクを選択する。

20101201041509

Endpointsタブを選択し、エンドポイントを追加する。

  • 名前:HttpIn
  • タイプ:Input
  • Protocol:http
  • 両ポート:80

20101201041649

リモートデスクトップの設定をする。

ソリューションエクスプローラーで、MyVMRoleを選択し、右クリックからPublishを選択する。

ダイアログで、Configure Remote Desktop connectionsを選択する。

20101201042227

リモート接続ダイアログが開くので、Enable connections for all rolesにチェックをいれる。

期限と、ユーザID、パスワードを設定する。

20101201042433

Create Service Package Onlyにチェックをいれ、パッケージを作成する。

20101201042625

6.ホストサービスを作成し、パッケージをデプロイする

パッケージをデプロイする。

成功すると、homeタブにURLが表示される。

20101201042924

アクセスするとVM Role上で動作しているWindows Server 2008 R2 のIIS画面が表示される。

参考情報

Download details: Windows Azure Platform Training Kit – November Updateで公開されている2010年11月版のトレーニングキットで新たに追加されたVirtual Machine Roleのトレーニングのレッスン1をもとに作成した投稿です。

Windows Azure

Windows AzureのSmall コンピュートインスタンスの費用は、1時間に12セントである。

PDCで発表したextra small インスタンスの費用は、1時間に5セントである。

特徴は、以下のとおりである。

  • CPU:64bit 1GHzプロセッサー相当
  • メモリ:768MB
  • ストレージ:20GB
  • ネットワーク:低帯域(5Mbps)

この特徴から、明らかにCPU性能が低く、メモリが少なくても動作するアプリケーションにあっている。

特に次のようなケースに適合する。

  • トラフィック量がとても少なく、CPUをあまり使用しないweb Role
  • CPUをあまり使用せず、メモリをあまり使用しないWorker Role
  • Windows Azureサービスの試作版(プロトタイプ版)
  • Windows Azureのデモ動作
  • 定期的に起動し、状態を確認するRole

他のインスタンスとはどう違うのでしょうか。仮想-物理アーキテクチャで全てが異なる。たとえばXS(extra small)インスタンスは、同じ物理ホスト上のほかのXSインスタンスとリソースを共有させる。XSインスタンスでは、専用メモリとCPUは提供されない。共通利用が最初の特徴である。

対照的に、Small/Medium/Large/Extra Large(S/M/L/XL)インスタンスは、同じ物理ホスト上にホストされている他のVMとリソースを共有しない。これらのインスタンスでは、マルチプロセッサーを提供し、NUMAにも対応している。

//アーキテクチャが実際どのように違うのか・・・・それは、オリジナル原稿を参照してください。

さらに、NWにも違いがある。

 

本番環境に使用する時には、スペック的に問題が無いかどうか慎重に検討する必要がある。

 

The Windows Azure XS instance – Plankytronixx – Site Home – MSDN Blogsを抜粋し、紹介した記事です。元記事には、EXのアーキテクチャについて、もう少し突っ込んだ紹介がされていますので興味がある方はどうぞ。

Windows Azure

KoodibooK

 

Koodibookは、Flicker、Picasa、Facebook、Myspace、などにアクセスして写真を取得し、自分専用のアルバムをさくせいすることができるサービスです。アルバムをデザインし、写真を選んで公開をするのに10分程度でできます。

WPFで作成されたKoodibook Studioで、写真を選んだり、ページレイアウトをしたり、効果をつけたりすることができます。

20101025202256

画像は、Windows Azure Blob Storageに保存されます。全ての参照データは、SQL Azureに保存されます。

一般公開されたアルバムは、Silverlightアプリで閲覧することができます。DeepZoomも活用しています。

 

Koodibook Studioの操作は下にスクリーンショットをぺたぺたっと張ったのですが、完成度が高く迷わずに操作ができ、WPFへの印象が大きく変わるアプリケーションになっていました。一回、触ってみることをおすすめします!

詳細は、Real World Windows Azure: Interview with Richard Godfrey, Cofounder and CEO, KoodibooKを参照してくださいな。

Windows Azure

Windows Azure Storage usage in Windows Azure Companion PHPを簡単に紹介した投稿です。

Windows Azure Companion for PHPを使用するには、configure.cscfgにAzure Storageアカウントの情報を設定する必要があります。

<Setting name="WindowsAzureStorageAccountName" value=" happybuddha" />

<Setting name="WindowsAzureStorageAccountKey" value=" dyjrnWG0/ibgI4k9/j6DSZqyhCK5QlZDVYgwqyFqrH8IXW8od9XY1s1TyiDB+1nPCLrT2LOrx34TyhmsI7YyVg==" />

Windows Azure

Windows Azure Companion for PHP: Common Errorsを簡単に紹介する投稿です。

Windows Azure Companion for PHPは、Windows Azure上にPHPベースのアプリケーションを数クリックで配置できる便利なソリューションです。Windows Azure Companion for PHPを使用していると遭遇する可能性があるエラーと原因について説明します。