Windows Azure地域選択の「anywhere」やめました

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Windows Azureの中の人から興味深いメッセージが展開された。

そのメッセージは、実施した変更を広め、サポート情報を提供すること。

さらに、変更をした理由を広める手助けをして欲しいので、メッセージを公開して良いという何とも珍しいものである。
//通常は、教えてあげるけどBlogで発表するまではNDAだよってパターン(^^

 

Windows Azureポータルに実施した変更は、データセンター選択で「Anywhere」という選択肢を削除したことです

Anywhereって何?って思った人は、http://technet.microsoft.com/ja-jp/ff934854.aspx#4 を見てね。

変更したこと

Windows Azureをデプロイするデータセンター選択で、
Anywhere という地域(US Anywhere、Asia Anywhere、Europe Anywhere)を廃止し、
具体的なサブ地域(orth Central US, South Central US, West US, East US, North Europe, West Europe, East Asia, Southeast Asia)を表示するように変更しました。

Windows Azure管理ポータルでは、この変更が反映されています。

もうAnywhereを選択できず、デプロイする場所を具体的に指定するようになりました。

 

変更した理由

変更した理由は、Windows Azureユーザからのフィードバックに基づいてます。

Anywhereは、ストレージやSQL Azureのような他のバックエンドサービスは、
コロケーションを計算し保障するものではありません。

そのことが、顧客サービスの価格とパフォーマンス特徴について混乱を与えることになりました。

この変更により、顧客のサービス提供場所が明確になります。

 

変更による影響は?

  1. サービス提供の可用性には影響ありません。
    どこにも移動せず、現在配置されているサブ地域で、そのまま実行し続けます。
  2. Windows Azure管理ポータルでは、サブ地域が表示され、
    特定サブ地域のみを選択できるようになりました。
  3. Windows Azure Service Management APIを使用したコードで、
    Anywhereに強く依存している場合は、“x-ms-version” を2011-12-01以前に設定し続けると
    動作し続けます。
  4. Anywhere地域に対してのみ作成されたアフィニティグループは使用することができません。
    アフィニティグループとは、
    Windows Azure のコンピュートサービスやストレージサービスを作成する際に、
    同一のアフィニティグループに属するサービスを極力近づけて配置してもらうための機能です。
    特定サブ地域を指定してサービスを再作成する必要があります。

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