先日、Windows Azure SDK 1.3がリリースされ、一部のツールに影響が出ているようです。現時点では、Windows Azure MMC、Windows Azure Service Management Cmdletsが使用できなくなっています。
使用できなくなっている原因は、ストレージクライアントのVer.1.0用に、MMCスナップインが作成されているのですが、SDK 1.3ではストレージクライアントはVer.1.1になっているからです。ツールが正式対応するまでの間、一時的な回避方法が2つあります。
- 旧バージョンのSDK1.2のストレージクライアントをMMCのリリースディレクトリにコピーをする。
- MMC、Powershellで、アセンブリのリダイレクトを許可し、1.1クライアントが呼び出されたら、代わりに1.0を読み込むようにする。
アセンブリリダイレクトを使用するには、mmc.exe.configまたはPowershell.exe.configをsystem32フォルダーに作成します。下の内容をファイルに書き込みます。
<configuration>
<runtime>
<assemblyBinding xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1">
<dependentAssembly>
<assemblyIdentity name="Microsoft.WindowsAzure.StorageClient"
publicKeyToken="31bf3856ad364e35"
culture="neutral" />
<bindingRedirect oldVersion="1.0.0.0"
newVersion="1.1.0.0"/>
</dependentAssembly>
<dependentAssembly>
<assemblyIdentity name="Microsoft.WindowsAzure.StorageClient"
publicKeyToken="31bf3856ad364e35"
culture="neutral" />
<publisherPolicy apply="no" />
</dependentAssembly>
</assemblyBinding>
</runtime>
</configuration>
参照情報
Extemporaneous MumblingsのBlogで投稿されていた内容を意訳した投稿です。