Windows Azure

本投稿は、Windows Azure AppFabric Caching Service Released!を参考に投稿したエントリーです。

MIXで、新しいアクセスコントロールサービスのリリースと、キャッシュサービスのリリースが近いことが発表されていました。

今日、キャッシュサービスが製品版としてリリースされたことが発表されました

キャッシュサービスは、分散型・インメモリ型のキャッシュサービスです。
Windows AzureとSQL Azureアプリケーションのパフォーマンス強化に役立ちます。ストレージやデータベースから必要に応じてデータを取り込み、インメモリに保存し維持し続けることで、パフォーマンス強化をサポートします。

課金モデルは、キャッシュサイズに応じて課金するモデルで、128MBから4GBの6種類のキャッシュサイズから選択できます。
サービス体験とプロモーションを兼ねて2011年8月1日までは、サービスを使用しても課金をしません。

キャッシュサイズ 金額
128 MB $45.00/month
256 MB $55.00/month
512 MB $75.00/month
1 GB $110.00month
2 GB $180.00/month
4 GB $325.00/month

課金詳細とキャッシュサービスのメリットについては、Windows Azure AppFabric FAQを参照してください。

ワンポイント

キャッシュサイズで課金するサービスで、キャッシュの転送サイズで課金されるものでは無いようです。転送サイズとキャッシュサイズを分けて考えないと割高なイメージになってしまうかなっと思います。後は、個人用途ではなくサービス提供用途と考えると、そこまで高くはないかと。

参考リンク

Windows Azure

この投稿は、「Windows Azure Traffic Manager Configuration Guid」に記載されている「Round Robin Load Balancing Method in Windows Azure Traffic Manager」をざっくり意訳した投稿です。

ラウンドロビンは、トラッフィクをホストサービスに振り分けます。トラッフィクを受け取ると、リストに載っているホスト順に、最後に振り分けたホストの次のホストに振り分けます。

image

  1. Traffic Managerドメインは、クライアントからリクエストを受け取ります。
  2. ポリシーにはホストサービスが順番に登録されています。Traffic Managerは最後にリクエストを受け取ったサービスを記録しています。
  3. Traffic Managerはクライアントに、次のホストサービスをDNSエントリとして指定します。上の図では、ホストサービスCになります。
  4. Traffic Managerは、最後のトラフィックがホストサービスCに振り分けたことを更新します。
  5. クライアントマシンはDNSエントリを使用し、ホストサービスCを呼び出します。

補足

  • DNS Time-to-Live(TTL)はローカルDNSがドメイン解決をするのに、DNSキャッシュをエントリを使用する期間を指定します。クライアントは、DNSキャッシュが期限切れするまで、すでに入手したホストサービスを使用し続けます。
  • Traffic Managerは、ポリシーに含まれているホストサービスの状態を監視し、トラッフィクが送信できないときは、ホストサービスがダウンしていると判断します。もし、ポリシー内のすべてのホストサービスがオフラインになっている場合、Traffic Managerは、ポリシー内のホストサービスがオンラインだったと仮定して直近で解決したIPを返します。クライアントマシンは、ホストサービスを呼び出しても応答しません。

Windows Azure

この投稿は、「Windows Azure Traffic Manager Configuration Guid」に記載されている「Performance Load Balancing Method in Windows Azure Traffic Manager」をざっくり意訳した投稿です。

パフォーマンスロードバランスは、トラッフィク発生元と、そこと最も近いホストサービスのルートを把握しています。アクセス元のIPと各Windows Azureデータセンター間のラウンドトリップ時間を記録したネットワークのパフォーマンステーブルを使用して、近いデータセンターを決めます。このテーブルは、定期的に更新されるものなので、インターネット上のパフォーマンスをリアルタイムに反映するものではありません。

Windows Azure Traffic Managerでは、パフォーマンスロードバランス(NW時間)でホストサービスを監視するので、パフォーマンスロードバランスはホストサービスの負荷状況は考慮しません。もしホストサービスがダウンしている場合は、DNSクエリには。そのホストサービスは含まれません。

image

  1. パフォーマンスタイムテーブルの定期的作成 Traffic Managerは、世界中の様々な地点とホストサービスを実行しているWindows Azureデータセンターとのラウンドトリップタイムを試験計測し管理しています。
  2. リクエストの受信 Traffic Managerドメインはクライアントマシンからリクエストを受け取ります。
  3. パフォーマンステーブルの確認 Traffic Managerは、リクエストを送信した位置とステップ1で作成したテーブルを使用してポリシーに含まれるホストサービス間のラウンドトリップタイムを確認します。
  4. ベストパフォーマンスのサービス選択 Traffic Managerは、ベストタイムのホストサービス位置を決定します。上の図では、HS-Dです。
  5. DNS名を返す Traffic ManagerクライアントマシンにホストサービスDのDNS名を返します。
  6. サービス呼び出し クライアントマシーンは、DNS名をIPアドレスに解決し、ホストサービスを呼び出します。

補足

  • パフォーマンsテーブルが更新されたとき、ホストサービス上の負荷によって、トラフィックパターンが変わることがあるかもしれません。そのような変更は、わずかです。
  • DNS Time-to-Live(TTL)はローカルDNSがドメイン解決をするのに、DNSキャッシュをエントリを使用する期間を指定します。クライアントは、DNSキャッシュが期限切れするまで、すでに入手したホストサービスを使用し続けます。
  • Traffic Managerは、ポリシーに含まれているホストサービスの状態を監視し、トラッフィクが送信できないときは、ホストサービスがダウンしていると判断します。もし、ポリシー内のすべてのホストサービスがオフラインになっている場合、Traffic Managerは、ポリシー内のホストサービスがオンラインだったと仮定して最も近いホストサービスを返します。クライアントマシンは、ホストサービスを呼び出しても応答しません。

未分類

4/23に実施したSQLTO 第0回勉強会でSQL Azureの紹介セッションをしてきました。エバンジェリストの安納さんが、日本ではおそらく初めて紹介されるSQL Azure Federationセッションをしていただけることになったので、前座として話させていただきました。

多少、意図的に偏ったSQL Azureの紹介となっていますので悪しからず。ちなみにスライド資料は、配布を目的としていなかったので、改めてみるとスライドだけじゃ何もわからないですね(汗

Windows Azure

この投稿は、「Windows Azure Traffic Manager Configuration Guid」に記載されている「Failover Load Balancing Method in Windows Azure Traffic Manager」をざっくり意訳した投稿です。

プライマリホストサービスがオフラインの場合、トラッフィクは順番に次のホストサービスに送信されます。もし、リストの1番目、2番目のホストサービスがオフラインの場合、トラフィックは3番目に送信されます。

image