Windows Azure

新しいWindows Azureサービス管理API機能がリリースされました。
ストレージアカウントの管理ができるようになります。特に、プログラム的にストレージアカウントの作成、更新、削除ができます。

さらに、既存の2つのWindows Azureサービス管理APIメソッドが新しいバージョンになりました。デプロイとサブスクリプションについて追加情報を取得できるようになりました。

  • 新しいバージョンのGet Deploymentメソッドは、次の情報を追加で返すようになりました。
    インスタンスサイズ、SDKバージョン、インプットエンドポイント一覧、ロール名、VIP、ポート
    ロールインスタンスのドメイン更新とドメイン障害
  • 新しいバージョンのList SubScriptionsメソッドは、操作開始時間と操作完了時間を追加で返すようになりました。
  • これらのメソッドの新しいバージョンを使用するためのリクエストヘッダーは、「x-ms-version: 2011-06-01」です。

参考

Windows Azure

Windows Azure Bootstrapperは、Windows AzureのWebロール、Workerロールで使用するコマンドラインツールです。このツールは、リソース(公開されているリソースやブロブストレージ)をダウンロードし、必要なら解凍し、実行することを簡単にできます。

再起動するたびに、ダウンロード、実行をさせたくない場合、それらの依存関係を記録し、インストーラーの実行を一回だけに制限できます。さらに、いくつか便利な機能があります。

  • 任意のhttp(s)リソースまたはWindows Azureブロブストレージからダウンロードできます
  • ログの記録
  • RoleEnvironment又はapp.configから設定解析します
  • RoleEnvironmentからポート、DIPアドレス、ローカルリソースパスを取得し利用します
  • リソースのZIP解凍
  • プロセスの起動
  • リソースが一度だけインストールすること、又は一度だけダウンロードし解凍することを保証します

サンプル1

bootstrapper.exe -get bootstrap/Installer.zip  -lr $lr(temp) -unzip $lr(temp)\extract -sc  $config(ConnectionString) -run $lr(temp)\extract\installer.msi  -args /qn -block

この例は、ConnectionString設定で定義されているストレージのbootstrapと呼ばれるコンテナーからinstaller.zipをダウンロードします。それをローカルリソースのtempにダウンロードし、extractと呼ばれるフォルダーに解凍した後、installer.msiと呼ばれる.msiファイルを/qnパラメータを通して実行します。

最後に、.msiが終了するまでのインストーラーが動作している間ブロックします。

サンプル2

bootstrapper.exe -get http://download.microsoft.com/download/F/3/1/F31EF055-3C46-4E35-AB7B-3261A303A3B6/AspNetMVC3ToolsUpdateSetup.exe -lr $lr(temp) -run $lr(temp)\AspNetMVC3ToolsUpdateSetup.exe -args /q 

この例は、MicrosoftからMVC3インストーラーをtempローカルリソースにダウンロードし、それを/q引数をつけて実行します。このケースではブロックします。

関連リンク

SQL Azure

インストールマニアックス5中間セミナーで、SQL Azure入門をしゃべらせていただきました。

OSSな人相手に話したつもりなんですが、どうも想定ターゲット間違えたかもしれないなぁと喋ってから思いました。笑いを取りに行ったつもりではあるのですが、散々滑って辛い空気にしながらの説明でした。ちーん。

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Windows Azure

今週5月23、24日、マイクロソフト ユナイテッド・キングダムが開催したTechDaysの開発トラックで発表されたロードマップです。

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ベータ

  • Extra Smallコンピュート インスタンス
  • Windows Azure VM Role

CTP

  • Windows Azure Connect
  • Windows Azure Traffic Manager
  • SQL Azure OD阿多Service(ラボ)
  • SQL Azure Reporting(人数制限のCTP)
  • SQL Azure Data Sync(ラボ)
  • AppFabric Service Bus強化(ラボ)

発表したもの

  • SQL Azure バックアップとリストア
  • SQL Azure Federation
  • SQL Azureコードネーム ”Austin”
  • AppFabric開発ツール
  • AppFabricアプリケーションマネージャ
  • AppFabric構成モデル
  • Windows Azure Platformアプライアンス
  • VM RoleがWindows Server 2003に対応
  • VM RoleがWindows Server 2008 SP2に対応
  • クラウド上でVM Roleイメージの構築
  • Java対応の改善

このスライドはとビデオは、TechDaysのサイト上からダウンロードできるようになる予定ですが、Slides for Windows Azure Developer Track on Monday 23rdから今すぐダウンロードすることもできます。

情報源

この投稿は、Windows Azure Platform Roadmap from Microsoft UK TechDays May 23rd and 24thをざっくり意訳した投稿です。

SQL Azure

この投稿は、Tech ED NA 2011の「Understanding the Windows Phone Development Tools | Tech·Ed North America 2011 | Channel 9」セッションをざっくりとまとめ補足した投稿です。途中で力尽きたので、最後辺りはさっぱりしていますので、元ネタを参照した方がいいかと。

SQL Azureアーキテクチャ

  • SQLデータベースは共有インフラ
  • 一般的なハードウェアを使用した大規模分散クラスター
  • スケーラブルな高可用性テクノロジーを提供
    それぞれのSQL Azureデータベースは3つに多重化している
    自動レプリケーションとフェイルオーバー
  • TDSリクエストをゲートウェイサービスが転送する

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上の図は、物理マシンの簡易構成図です。SQL Azureデータベースは、仮想環境では無く物理マシンにホストされます。
物理マシン上にSQLインスタンスがあり、インスタンスの中にSQL DBがあります。SQL DBには複数ユーザのDBがホストされます。SQLインスタンスやSQL DBは、ユーザがSQL Azureを使用する際に認識することはできません。
例えば、私がDBを3つ作成した場合、1つは物理マシン4に作成されたとしも残りの2つは、物理マシン4かもしれない100、500などまったく別の物理マシンにホストされる可能性のほうが高いです。