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元記事:Troubleshoot query performance for Azure Cosmos DB

  1. DBとクライアントは同じリージョンに配置する。
  2. 一貫性レベルを確認する。
    許容できる一貫性レベルを確認する。
  3. ログクエリ情報を使用する。
    QueryMetricsを使用して、遅い・重いクエリを直す
  4. Query Optionの調整
    クエリ性能はリクエストのFeed Optionパラメータで調整できる
    Max Degree of Parallelism (-1)
    Max Buffered Item Count (-1)
    Max Item Count (-1)
    比較するときとは、2,4,8,16のような値を使用する
  5. コンテナーからすべての結果を読む
    全ての結果を取得できるまで取得し続けてください。
    継続トークンがある間は取得し続ける。
  6. インデックスを使用できるシステム関数を選ぶ
    文字列範囲に変換できる式は、インデックスを使用できます。
    STARTSWITH / LEFT / SUBSTRING
  7. JOIN式の最適化
    JOIN式は大きなクロス積に拡張できます。
    可能であれば、フィルタをして狭い範囲に対してクエリを実行します。
  8. order by の最適化
    order by 性能は、分散度が低い列かインデックスポリシーがない列だと、性能劣化します。
  9. 多くの大きなItemを読み込んだり実行する
    時間とRUsは、レスポンスサイズとクエリ処理の作業量に依存します。

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cosmic

Cosmos DB の論理パーティションは、コンテナーのパーティションキーに基づいてデータをグルーピングします。

Cosmos DBは、水平スケールさせるために、物理サーバー/パーティション間で、論理パーティションをシームレスに組み合わせます。
ユーザーが制御できるのは論理パーティションまでで、論理パーティションと物理パーティションのマッピングはシステム側で自動的に行います。

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パーティショニングの設計により性能に大きく影響がでます。
良いパーティションキーとは、容量とスループットの観点からバランスが取れて分散するものです。

容量が偏ったり、スループットが偏ったりする場合には、パーティションキーを見直ししたほうがいいです。

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cosmic

Cosmos DB の性能は、RSuで定義されています。
指定したRUsに従って、性能が提供されます。

RUsは、メモリやCPU、IOPSが抽象化して表現されたものです。
1KBのItemを1Readすると1RUs。
1KBのItemを1Write1すると5RUs。

RUsが課金に関係してくるので、各クエリのRUsをいかに低くするのかが重要な性能チューニングポイントになります。
RUsを抑えるデータモデリングについては、こちらの「Cosmos DBのデータモデリングの勘所」を参照してください。

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SDK

PR #561: GetItemLinqQueryable now works with null query
Azure Cosmos DB .NET SDK Version 3.0 のバグ情報。

GetItemLinqQueryableを使っているときに、結果がNULLになると例外が発生するバグ修正がマージされました。
次ようなコードがあったときに、ItemがNullになると例外が発生します。

var allObjects = this.container.GetItemLinqQueryable<ExampleObject>(true).ToList();

SDK

元ネタ:ISSUE:#550 serializerSettings with v3 client

Version 2までは、Clientにシリアライザの設定をすることができました。

var serializerSettings = new JsonSerializerSettings { NullValueHandling = NullValueHandling.Ignore };

this.client = new DocumentClient(new Uri(this.options.CosmosDbEndPoint), this.options.CosmosDbKey, serializerSettings: serializerSettings);

しかし、2019/07/16段階では、Version 3ではカスタム設定が削除され、カスタムのシリアライザを設定できるようになりました。

参考:シリアライザの設定

参考:既定のシリアライザの実装

既定のシリアライザの設定を変更する方法を提供しない理由はないので、ISSUEとしてあがりました。

ISSUE:#551 Add support for JsonSerializerSettings on default serializer

カスタムシリアライザの使用方法

サンプル:https://github.com/Azure/azure-cosmos-dotnet-v3/pull/560/files

  1. CosmosSerializerを継承してカスタムシリアライザクラスを作成する。
  2. CosmosClientOptionsで、Serializerに作成したカスタムシリアライザクラスのインスタンスを渡す
  3. CosmosClientのインスタンス作成時にOptionを渡す

class JsonSerializerIgnoreNull : CosmosSerializer
{
    ……..
}

CosmosClientOptions options = new CosmosClientOptions()
{
     Serializer = new JsonSerializerIgnoreNull(),
};

CosmosClient client = new CosmosClient(endpoint, key, options)