Windows Azure

元Microsoftで、Azure上のアプリケーションを作成するWeb開発者だったTotten氏が
10 Things about Windows Azure Web Sites」という記事を公開しているので紹介する。
だいぶ、端折っているので詳細は元ネタに。

 

1 Gitからデプロイ

Git を使用してデプロイできます。
Gitを使用してデプロイするには、「Set up Git Publishing」をクリックすること。

 

 

2 デプロイをロールバック可能

GitやTFSを使用してデプロイすると、ポータル上でデプロイ履歴を参照できる。
以前デプロイした状態に戻したいときにはクリックすると、数秒でロールバックできる。

 

3 標準的なweb.config

各種設定は、標準的なweb.configを使用できる。
ポータルから実行中のサイトの設定を編集することができる。

 

4 ログファイルのダウンロード

FTPからコマンドラインツールを使用して、ログをダウンロードすることができる。

 

5 MySQL データベース

Windows Azure Web Site上にMySQLを構築可能。
作成するには、新しいWeb Siteの作成ダイアログで、ドロップダウンリストから選択すれば良い

 

6 簡単に変更できるスケール

Windows Azure Web Siteには2種類のオプションっがあり、共有モードでプロセッサ数を増やす場合と、
占有モードへの移行である。

 

7 フル・トラスト

それぞれ、独立したVM上で動作している。

8 classic ASP

ASP.NET 2.0 や classic ASPのようなレガシーコードも、クラウドへ移行できる

 

9 Web Deploy

Web Deployでもデプロイ可能。Web Deployをアップグレードしてね。

 

10 パッケージ管理

Windwos Azure Web Sitesにデプロイするアプリケーションに、NuGetやNodeパッケージを
含める必要が兄。
デプロイすれば、自動的に適切なバージョンをpullしてくる。
デプロイが速くなるよ!

http://nathantotten.files.wordpress.com/2012/06/nuget.png?w=584&h=398

Windows Azure

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Windows Azureの中の人から興味深いメッセージが展開された。

そのメッセージは、実施した変更を広め、サポート情報を提供すること。

さらに、変更をした理由を広める手助けをして欲しいので、メッセージを公開して良いという何とも珍しいものである。
//通常は、教えてあげるけどBlogで発表するまではNDAだよってパターン(^^

 

Windows Azureポータルに実施した変更は、データセンター選択で「Anywhere」という選択肢を削除したことです

Anywhereって何?って思った人は、http://technet.microsoft.com/ja-jp/ff934854.aspx#4 を見てね。

変更したこと

Windows Azureをデプロイするデータセンター選択で、
Anywhere という地域(US Anywhere、Asia Anywhere、Europe Anywhere)を廃止し、
具体的なサブ地域(orth Central US, South Central US, West US, East US, North Europe, West Europe, East Asia, Southeast Asia)を表示するように変更しました。

Windows Azure管理ポータルでは、この変更が反映されています。

もうAnywhereを選択できず、デプロイする場所を具体的に指定するようになりました。

 

変更した理由

変更した理由は、Windows Azureユーザからのフィードバックに基づいてます。

Anywhereは、ストレージやSQL Azureのような他のバックエンドサービスは、
コロケーションを計算し保障するものではありません。

そのことが、顧客サービスの価格とパフォーマンス特徴について混乱を与えることになりました。

この変更により、顧客のサービス提供場所が明確になります。

 

変更による影響は?

  1. サービス提供の可用性には影響ありません。
    どこにも移動せず、現在配置されているサブ地域で、そのまま実行し続けます。
  2. Windows Azure管理ポータルでは、サブ地域が表示され、
    特定サブ地域のみを選択できるようになりました。
  3. Windows Azure Service Management APIを使用したコードで、
    Anywhereに強く依存している場合は、“x-ms-version” を2011-12-01以前に設定し続けると
    動作し続けます。
  4. Anywhere地域に対してのみ作成されたアフィニティグループは使用することができません。
    アフィニティグループとは、
    Windows Azure のコンピュートサービスやストレージサービスを作成する際に、
    同一のアフィニティグループに属するサービスを極力近づけて配置してもらうための機能です。
    特定サブ地域を指定してサービスを再作成する必要があります。

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Windows Azure

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Windows Azureエンタープライズのアカウントには、3つの管理者ロールがあります。管理者ロールにWindows Live IDを追加することで権限付与します。

  • Enterprise Administrator
  • Account Owner
  • Service Administrator

複数のWindows Live IDをEnterprise Administratorに登録することができますが、一つのAccountには、一つのAccount Owner Windows Live IDしか登録できません。
Windows Live IDをEnterprise AdministratorとAccount Ownerの両方に登録することができます。

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Enterprise Administrator

Enterprise Enrollmentには、複数のEnterprise Administratorsを登録できます。

  • AccountとAccount Ownerの管理
  • Enterprise Administratorsの管理
  • 全てのアカウントの使用量の表示

Account Owner

それぞれのAccountには、一意なWindows Live IDが必要です。

  • サブスクリプションの作成と管理
  • Service Administratorsの管理
  • 全てのサブスクリプションの使用量のダウンロード

Service Administrator

  • サブスクリプションへのアクセスと管理ができ、developer portal上で開発プロジェクトを管理できる
    • サブスクリプション

      サブスクリプションは、開発プロヘクトへの接続が提供され、組織内での異なるチーム管理をすることができます。

       

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      アプリケーションごとに異なるサブスクリプションを作成し、別々のService Administratorとして異なるWindows Live IDを登録することができます。

      Acount OwnerはAccount内にサブスクリプションを作成することができ、Service AdministratorのWindows Live IDを登録することができます。

      レポート

      Account Ownerは、Accountのデータ使用量をダウンロードすることができます。

       

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    Windows Azure

    Windows Azureのアカウントとサービスは、4種類の入手方法があります。

     

    MSDNサブスクリプション(Professional、Premium、Ultimate)

    無課金で、年間最大314,676円相当のWindows Azure特典が提供されており、毎月一定量を無料で使用できる。

    詳細については、ここを参照してください。

    Windows Azure SDKは、ここからダウンロードしてください。

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    MicrosoftパートナーネットワークやBizSparkのようなマイクロソフトプログラムメンバー

    メンバーシップ特典に、Windows Azureの無償利用枠が含まれています。

    詳細は、メンバー紹介ページを参照してください。

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    Windows Azure無料評価版

    3か月間無料のWindows Azure評価プランが提供されています。

    詳細は、ここを参照してください。

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    従量課金プランと6か月プラン

    通常のWindows Azure使用プランです。

    詳細は、ここを参照してください。

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    元ネタ

    MSDNブログに投稿されていた「Four Different Ways to Get Windows Azure Accounts and Services」をざっくり意訳した投稿です。

    Windows Azure

    2012/4/2に、Windows Azure用のHadoopサービスセカンドプレビュー版がリリースされました。

    • 大容量データの格納需要に応えるために、格納できるデータ量を4倍に拡大しました。
    • Hadoop Distributed File System(HDFS)のディザスターリカバリ―によって、信頼性が向上した柔軟なHadoopサービスを提供します。
    • MahoutのようなHadoopプロジェクトなどの拡張分析をサポートしました。
    • Office、SharePoint、SQL Server 2012のPowerPivotとPower ViewのようなBIツールによる分析が可能になりました。

    興味がある方は、http://www.hadooponazure.comにアクセスして、サインアップしてください。

    情報源