TechED NA 2011の「Ten Must-Have Tools for Windows Azure」セッションで紹介されたツールを紹介します。
SQL Azure 2011年度投資テーマ
Tech Ed NA 2011のSQL Azureのセッション「Microsoft SQL Azure Advanced Administration: Backup, Restore and Database Management Strategies for Cloud Databases」で、2011年度のSQL Azure投資テーマが発表されました!
サービスの管理
エンタープライズへの取り組みと管理のしやすさ
データの保護とリカバリ
- アプリケーションもしくはユーザエラー時にリカバリーするためのローカルバックアップとリストア
- 地理的バックアップと、データセンターもしくは地理的災害からの災害復旧
新しいデータの移動のしやすさの向上
- SQL AzureとSQL Server間でのデータとスキーマのデータベース インポートとエクスポート
- すでに対応しているAccess、MySQL、Oracleに加え、SybaseからのSQL Azureへの移行対応
管理体験の強化
- ポータルでの管理強化
- エンタープライズシナリオに対応するために、サブスクリプションに複数のDB管理者登録
スケール(規模)への要求対応
スケーラビリティとパフォーマンス
Federationによるスケールアウト
- とても大きなデータベースをホストするために、複数のサーバを使用して仮想的に無限大のサイズにスケールする
- マルチテナントへのサポート改善
データベースのスケールアップ&スケールダウン
- 50GB以上のサイズと、1GBより小さいサイズのデータベース
パフォーマンス可用性
- リソースSLAに基づいたコンピュート資源の予約
マルチテナント対応の強化
- サブスクリプションに複数のデータベースを作成できるようにAPIレベルで対応
イノベーションの加速
ハイレベルサービスと開発アジャリティ
レポーティングサービスによるリッチな表現
- Azureにホストしたリッチなレポートの管理と提供、オンプレミスもしくはクラウドアプリケーションでの表示
同期サービスによるアプリケーション補助
- SQL AzureとSQL Azure & SQL Serverデータベース間のデータ同期
リッチな開発体験
- プロフェッショナル開発 “Juneau”
- 部門開発 LightSwitch
- Java開発 JDBCドライバー対応
- 国際開発 Azureポータルのローカライズ
データマーケット強化
- 国際公開
- コンテンツ管理の強化
- Denalli、Office、CRMへの統合
Community Ringでのスライド:LightSqitch × SQL Azure
5/14に開催されたCommunity Ring Open Dayの開発者向けのイベントで、SQL AzureとLightSwitchについて話してきました。
ちょっと、まとめきれず中途半端な印象を与えてしまったかもしれませんが、個人的には成功だったと思っています。Q&Aで、質問が出たことと、質問内容について参加者から合いの手が入って、コミュニティらしい雰囲気で終われたと思います。
他にもAzure関連で登壇された方の分については、
「Community Open Day 2011 のINETA側のセッションで利用したセッション資料」
http://bit.ly/kQsbR6
からダウンロードできます。
SQL Azureのデータベースサーバ名にカスタムドメインを使用する
DNSのCNAMEにSQL Azureのデータベースサーバーを登録することで、SQL Azureの接続にカスタムドメインを使用できるようにすることができます。
つまり、SQL Azureのサーバー名「severNameString.database.windows.net」をDNSのCNAMEに登録して、「database.sqlazure.jp」で接続できるようになります。
SQL Azureのサーバー名文字列はランダム生成なので覚えにくかったのが、自分のドメインを使用できるようになるので、とても便利ですよ!
留意点
しかし、留意点というか問題点がございます。接続時の認証情報を以下のようにする必要があります。
これは、接続文字列などで、よく言われることなので違和感が少ないかと思います。
その対象にSQL Server Management Studio 2008 R2も含まれてしまうので、要注意。下の図のようにサーバー名を付与してあげてください。
まぁ、コマンドプロンプトでNSLOOKUPからドメインを逆引きをすれば、サーバー名をさっくと調べることができ、いちいちAzure管理ポータルを開かなくていいので、楽には違いないですね。
情報源
Windows AzureでLive Smooth Streaming
Windows Azure で、簡単にデプロイできるスケーラブルなLive Smooth Streamingソリューションを開発してきました。
詳細については、開発ガイドとソースコードを参照してください:Windows Azure Live Smooth Streaming
プロジェクト同梱物
Windows Azure Live Smooth Streamingプロジェクトは、Windows AzureにLive Smooth Streamingを簡単にデプロイできるパッケージです。
- 配置準備が完了したVisual Studio 2010ソリューション
- Silverlightで作成されたWebポータル
- メディアサービス用の自動設定
ソースコードのタウンロードを推奨します。
必要に応じて、ソリューションを自由にカスタマイズして、遊んでみてください。
プロジェクト概要
アップストリーム・サーバー(upstream.cloudapp.net)
プッシュ・パブリシング・ポイントを担う1つのインスタンスのWebロール。
別名は、インゲスト・サーバーで、取り込みサーバーの意味です。
ライブイベント中に、ビデオをプッシュするための、エンコーダに使用されるパブリッシングポイントのURLです。
重要事項:プッシュポイントを冗長化するには、異なるDNSで1つのWebロールを追加デプロイすることでできます。Azureステージング環境へデプロイしても動作します。
アップストリーム・サーバーは、スモールスケールでのストリーミング・サーバーとして使用することも可能です。この場合、プレーヤーのURLは、http://upstream.cloudapp.net/push.isml/manifest です。
ダウンストリーム・サーバー(downstream.cloudapp.net)
プル・パブリッシング・ポイントを担う複数インスタンスのWebロール。
配信用のURLです。(例えば、http://downstream.cloudapp.net/pull.isml/manifest)
IIS メディアサービス4
IISメディアサービス4は、WebロールのセットアップタスクとWeb管理APIを使用して自動インストールされます
パブリッシング・ポイント
ソリューションには、2つのパブリッシング・ポイントを含んでいます。
- Push.isml – エンコーダーからビデオストリームを受信します。
- Pull.isml – アップストリーム・サーバーからビデオストリームをプルします。
それぞれのismlファイルは、管理ポータルもしくはVisual Studio IDE経由で、通常のWindows Azureデプロイ過程で配置されます。
重要事項:プッシュ/プル・ポイントは、Visual Studioまたはテキストエディタでsimply editing isml(XML)ファイルで設定できます。
Silverlight プレーヤー
ソリューションは、iis.net/mediaサイトから、サンプルのSilverlightプレーヤーを使用して作成できます。
http://learn.iis.net/page.aspx/620/getting-started-with-iis-live-smooth-streaming/
参考情報・元情報