Windows Azure

数日後、Windows Azure Active Directory Previewの新しい更新をリリースします。

Preview版の動作に破壊的影響を避けることができない、フィードバックを元にした機能の追加と変更を実施します。すでにWindows Azure Active Directoryを使用してアプリケーションを開発していたり、アプリケーション開発を計画している場合は、いくつかの個所でアプリケーションのアップグレードをする必要があります。

  • ユーザーのTenantIDの変更
    Audienceフィールドのトークンをspn:appid@tenantidからspn:AppIDに変更します
    tenantIDはIssuerフィールドから取得してください。
  • URLのtenantフォーマットの変更
    AAD URLとフェデレーションメタデータのエンドポイントURLの定義が変わります
  • コンテンツトークンの変更
    claimsの定義が変わります
  • Issuer Valueの変更
  • Graph APIエンドポイントを変更します。
    URLが変わります。graph.windows.netへ。

情報源

MSDNフォーラムのアナウンス:PLEASE READ: 2nd New Release of Windows Azure Active Directory Preview (Breaking Changes)

SQL Azure

直近3週間で、Windows Azure管理ポータルに幾つかの新しい機能強化をリリースしました。

  • 6言語のローカライズをサポート
  • (管理ポータルでの)操作ログの提供
  • SQL Databaseの統計情報
  • 仮想マシンの強化(WindowsとLinuxの仮想マシンのクイック作成)
  • Webサイトの強化
    (全てのリージョンのサイト作成をサポート、プライベートgithubリポジトリからのデプロイ)
  • クラウドサービスの改善(ストレージアカウントからのデプロイ、専用キャッシュの設定)
  • メディアサービスの強化
    (アップロード、エンコード、パブリッシュ、ストリームすべてをポータル内で提供)
  • 仮想ネットワークのユーザビリティ強化
  • ストレージアカウントでカスタムCNAMEに対応

これらの改善はすべて本番環境で提供されており、今すぐ利用を始めることができます。

スコット・ガスリーが投稿した「More Great Improvements to the Windows Azure Management Portal」をざっくり抜粋意訳した投稿です。

クラウドサービスの強化

Windows Azureストレージからクラウドサービスをデプロイできるようになりました。
管理ポータルで、Windows AzureストレージのBlobに格納されたアプリケーションパッケージと設定ファイルをデプロイできるようになりました。
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メディアサービスの強化

Windows Azure管理ポータル内から直接ビデオのアップロード、エンコード、パブリッシュ、再生をできるようになりました。Windows Azure Media Servicesを簡単にはじめて、特にコードを書くことなく一般的なタスクを実行できるようになります。

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ポータル内のアップロードボタンをクリックすると、自分のPCから直接メディアファイルをアップロードすることができます。

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アップロードが完了したら、CONTENTタブを選択し、Encodeボタンを選択すると、ストリーミングフォーマットに変換することができます。

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デフォルトでいくつかのエンコードフォーマットが提供されており、簡単にメディアコンテンツを変換することができます。

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エンコーディングボタンをクリックすると、Windows Azure Media Serviceはクラウド上でエンコーディングジョブを起動します。完了すると、コンテンツタブでビデオを選択し、PUBLISHするとストリーミングエンドポイントが設定されます。

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Playボタンをクリックすると、直接ストリーミングエンドポイントを使用してポータル内で再生できます。

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SQL Azure

変更点

今回のデータ層アプリケーションフレームワーク(DACFx)には、何人かの顧客から報告を受けたバグと、優先度が高い問題を解決するための修正が含まれています。

  • SQL Serverオブジェクトブラウザーから、特定の計算列の定義が含まれたテーブルを開くとSSDTがクラッシュする
  • SSDT内で、システム関数(@@)を使用しているとパースエラーが発生する
  • Windows Azure SQL DatabasesにBACPACをインポートすると、データベースへの接続がスロットリングされると、データがロストする可能性があった
  • Windows Azure SQL DatabasesからBACPACにエクスポートしてるときに、データベースへの接続がスロットリングされると、データがロストする可能性があった。

また、このリリースでは、Windows Azure SQL Databasesを対象としたときの全体的なパフォーマンスと安定性の改善を実施しています。

入手方法

Microsoftダウンロードセンターからダウンロードできます。
このバージョンのDACFxはすべての既存提供バージョンよりも優先されます。
前のバージョンからのインプレイスアップグレードに対応しています。
この新しいバージョンをインストールする前に、旧バージョンをアンインストールする必要はありません。

互換性

今回リリースしたDACFxは11/7にリリースされたSQL Server Data Tools(2012年12月版)と完全な互換性を持っています。また、SQL Server 2012、SQL Server 2012 SP1のSSMSとも互換性があります。

情報源

この投稿は、「SQL Server Data-Tier Application Framework (November 2012) Available」をざっくり意訳した投稿です。

Windows Azure

2012年2月から提供されているWindows Azure Streaminsight Preview版のロードマップが、PASS Summit 2012で紹介されていたので、シェアしておきたい。

ロードマップ

2012年2月

2012年2月のリリースについては、こちらを参照。

  • プライベートCTP
  • StreamInsight 2.1
  • Rx 統合
  • HTTPでのデータ登録・永続化

2012年内

Windows Azure StreamInsight Previewのリリース

  • Windows Azure管理ポータルに統合
  • Data Ingress Security
  • User Code分析が可能

2013年

一般提供開始

  • Business Model Finalized

Windows Azure StremInsightの概要図

Streminsightの分析シナリオ

  • 監視インフラ
  • コンテンツ提供
  • Web解析
  • 地理情報分析

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from PASS Summit 2012 セッション資料より

SQL Azure

先週末、新しいWindows Azureポータルが正式にリリースされました。
ログインすれば、新しいポータルに直接接続しに行きます。
ログインすると、新しいWindows Azureポータルに、SQL Data Syncが無いことに気づくかもしれません。

新しいポータルにSQL Data Syncをすぐに搭載するよう準備を進めています。
それまでは、SQL Data Syncのユーザーは、古いポータル経由でSQL Data Syncに接続し続けることができます。
古いポータルに接続するには、右上隅にあるユーザー名をクリックして表示されるメニューからアクセスできます。

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