バグ修正をした後は、最初に正しく動作するようになったのかを確認します
しかし、大抵の場合JavaScriptファイルを更新するためにWebサーバーに接続することができません。
できたとしても、修正をミスっていると影響が大きく危険を伴います。
幸いにも、サーバーにファイルをアップロードせず、他の人にも影響を与えることなく
サーバー上で動作させ修正をテストする方法があります。
その方法は、FiddlerのAutoResuponder機能を使用することです。
Fiddlerを使用して、ブラウザからのリクエストを取得し、サーバーからのリクエストを取得する代わりに
ローカルにあるJavaScriptファイルをブラウザに返します。
これは時間の節約にとても有効です。
バグ修正の為にSomeLibrary.jsを変更したときの対応手順を説明します
- ブラウザキャッシュのクリア
- Fiddlerを起動
- SomeLibrary.jsを読み込むページに移動します
- サーバーからSomeLibrary.jsをリクエストしているFiddlerのリスト項目で右クリックします。
Save、Response、Response Bodyを選択し、ファイル名にc:\temp\SomeLibrary.jsを使用します - AutoResponderタブで、“Enable automatic responses” と “Permit passthrough for unmatched requests”にチェックを入れます。
- リスト項目をAutoResponderウィンドウにドラッグします。
一番下に、C:\temp\SomeLibrary.jsと入力し、Saveボタンを押します。 - バグ修正するためにc:\temp\SomeLibrary.jsを編集します
- ブラウザキャッシュをクリアします。
- ブラウザでバグを含んだ手順を操作します。
Fiddlerはブラウザ用のプロキシとして、FiddlerはSomeLibrary.jsへのリクエストに対して変更したc:\temp\SomeLibrary.jsをブラウザに返します。
修正した結果でバグが治っていない場合は、再度手順7にもどりやり直します。
Fiddler Autoresponder機能を使用することで、他のユーザーに影響を与えることなく、問題の修正に大きな時間をかけることなく分離環境で、本番環境のJavaScriptを変更し安全にテストすることができます。