4種類のリポジトリ
Ubuntuのリポジトリは、main、restricted、universe、multiverseの4つに分かれている。標準的なUbuntuでは、mainとrestrictedからソフトウェアをインストールします。
Main
mainに含まれているソフトウェアは、再配布がフリーで、Ubuntuチームが完全なサポートするフリーソフトです。とても有名で信頼のできるオープンソースのアプリケーションで、たいていの場合、デフォルトでUbuntuをインストールしたときに含まれています。mainのソフトウェアは、Ubuntu開発者やコミュニティ、ユーザーが重要と思い、Ubuntu security and distributionチームがサポートできると判断したものが選ばれています。
Restricted
Ubuntuのコミットメントは、フリーソフトウェアもしくはフリーライセンスでソフトウェアを提供することを促進させることです。しかし、全てのハードウェアでUbuntuやフリーのアプリケーションインストールを可能にする一部のツールとドライバーにおいて例外があります。それら他者のドライバーは制限（restricted）ドライバーとして維持されます。
それらは、ソフトウェアの修正をUbuntu側でできないため、完全なサポートをUbuntuチームは提供できないかもしれません。実際の作者に問題を報告するだけとなります。
Universe
universeは、フリー、オープンソース、Linuxのスナップショットです。全てオープンソースでパブリックソースからビルドされています。サポートとしてセキュリティ更新を提供しているわけではありませんがコミュニティによって提供されています。それらのパッケージ利用によるリスクは理解しておく必要があります。
UniverseからMainに移行することもあります。
Multiverse
フリーではないソフトウェアが含まれており、ライセンスが必要なことを意味します。これにはサポートが提供されず、ライセンスを適切に守り、リスクを自分で負って利用する必要があります。
Ubuntuにリポジトリを追加する
SourceListファイルは、以下の場所に設置されています。
/etc/apt/sources.list
このファイルが、Ubuntuにアプリケーションをインストールしたり、アップグレードしたり、システム更新するのに使用する重要なファイルです。
基本事項
Ubuntuは、パッケージ管理にaptを使用します。aptはファイルにソフトウェアチャンネルやリポジトリ一覧を格納します。いくつかのファイルは.listサフィックスのついたディレクトリ配下に格納されます。
- deb
バイナリとプリコンパイルされたパッケージを含んだリポジトリです。 - deb-src
パッケージのソースを含んだリポジトリです。 - http://archive.ubuntu.com/ubuntu
公式のミラーリストは、https://launchpad.net/ubuntu/+archivemirrorsで確認できます。 - saucy
ディストリビューションのリリース名かバージョン名 - main、restricted
コンポーネントの名前。スペースでセクション名が区切られます。
リポジトリの追加
UniverseとMultiverseリポジトリを追加するには、それぞれのコメントを解除します。ロケーションコードは、usをjpに置換する必要があります。
Universeの例
deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy universe deb-src http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy universe deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy-updates universe deb-src http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy-updates universe
Multiverseの例
sudo add-apt-repository "deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy universe multiverse" sudo add-apt-repository "deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu/ saucy-updates universe multiverse"
ピンバック: JetPackで構築した環境で色々パッケージが足りない | ロボット研究者の戯言