SQL Azure

2011年のTech ED North AmericaのSQL Azureセッションで、予告されていたことがあります。

  • データベースの最大サイズの拡大
  • データベースの課金粒度見直し
    最低課金単位を1GBより小さい粒度にすることを検討している

まず最初の1つ目は、2011年12月に、最大サイズの制限が50GBから150GBに拡大されました。そして、50GB以上使用してもお値段据え置きというテレビショッピングのような課金でした。

そして残っていた2つ目の対応について、Windows Azure Team Blogで素敵なニュースが発表されました。

課金粒度の見直しと、値下げ

です。

従来の課金体系

これまで、SQL Azureの課金テーブルは以下のようなエディションと、使用容量帯で課金額が決まっていました。

1 0~1GB Webエディション
2 1~5GB Webエディション
3 0~10GB Businessエディション
4 10GB~20GB Businessエディション
5 20GB~30GB Businessエディション
6 30GB~40GB Businessエディション
7 40GB~50GB Businessエディション

Webエディションで、2GB使用している場合は、「2」の課金。
Businessエディションで、2GB使用している場合は、「3」の課金。

発表された課金体系

そして、今日の発表の結果、以下のような課金体系となりました。

    最少額 最高額
0~100MB 5ドル 5ドル/月(437.05円)
100MB~1GB 9.99ドル 9.99ドル(873.23円)
1GB~10GB 9.99ドルに、1GB増えるごとに4ドル追加 9.99ドル 45.99ドル(4019.99円)
10GB~50GB 45.99ドルに、1GB増えるごとに2ドル追加 45.99ドル 125.99ドル
50GB~150GB 125.99ドルに、1GB増えるごとに1ドル追加 125.99ドル 224.99ドル

※日本円は、計算ツールを参照してください
image

100MB未満の利用者は、従来の半額


1GB以上の利用者は、
1GB単位での課金

ああ1GB以上の利用者は、概ね30%程度の値下げ

と、なっております。

つまり、「先月は、7GBの課金だったけど、今月は12GBの課金だぜ」みたいな話になるわけです。

今後

  • エディションの存在意義が皆無になりましたね。
    エディション概念が喪失し、機能としても提供されなくなるかもしれませんね。
  • 上限サイズ機能は健在。
    上限サイズを指定しておけば、想像以上に課金されるなんて恐怖はありませぬ。
  • 課金は、日割り計算なので、
    2/1は、100MB課金
    2/2は、1GB課金
    2/3も、1GB課金
    2/4は、6GB
    2/5は、11GB
    とかなると多少計算面倒ですね。
    2/1は、5ドル/30日が一日分の課金額となります。

参考