SQL Azure

US ISV Evangelism Blogに投稿された「Windows Azure DataMarket June Update」をざっくり意訳した投稿です。

DataMarket Service Update 2の更新内容を紹介します。Service Update 2 には、いくつかの素晴らしい新しい機能が追加されています。

  • 国際化: SU2は国際化対応の第一波です。このリリースでは、オーストラリア、オーストリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス各国の通貨でデータを購入できるようになりました。今後も購入可能な国を増やせるように調整を続けます。
  • 見やすい表示: 顧客は、生のデータでは無く、視覚化されていることを期待しています。このリリースには、データを視覚的に表示できたり、オフラインで使用するためにさまざまな形式でエクスポートできる、新しいサービスエクスプローラが含まれています。Tableauのようなパートナーツールや、PowerVipotに追加することができる、リッチな表現ができる包括的なプラットフォームです。
  • プレミアムデータセットを選択し30日間のフリートライアルをすることができます。
  • OAuth 2.0 に対応: 開発者はDataMarketを統合したり埋め込みたいと思うことがあります。DataMarketデータを使用したり、アプリケーションから移動せずにユーザが必要なデータを購入できるように、DataMarket OAuthでアプリケーションに統合することができます。
  • Facebook 統合: 顧客はFacebook上で、お気に入りのデータを掲示し共有できるようになりました。
  • 新しいコンテンツの提供: DataMarket に、いくつかの出版社から提供されているデータを追加しました。MetricMash (失業率のデータ), Digital Trowel (U.S. ビジネスデータベース), Infochimps (ソーシャル順位)などです。
  • DataMarket Excel アドイン CTP 2: Excelは、DataMarketを使用する重要な手段の1つです。 ExcelアドインCTP2を使用すると、OAuth2.0を使用しWindows Live IDでサインインでき、簡単で直感的に操作できます。
  • Bing Map用のDataMarket MapAppを公開! Bing Map App Gallery で新しいDataMarket Map Appをリリースしました。 Map Appを使用して、ESRI&Alteryx提供の米国の犯罪のデータ、過去の気象データ、人口統計データをBing Mapsの中で、地理的位置に合わせて表示することができます。
  • MappAppを試すには、 ここ をクリックしてください。

Windows Azure

新しいWindows Azureサービス管理API機能がリリースされました。
ストレージアカウントの管理ができるようになります。特に、プログラム的にストレージアカウントの作成、更新、削除ができます。

さらに、既存の2つのWindows Azureサービス管理APIメソッドが新しいバージョンになりました。デプロイとサブスクリプションについて追加情報を取得できるようになりました。

  • 新しいバージョンのGet Deploymentメソッドは、次の情報を追加で返すようになりました。
    インスタンスサイズ、SDKバージョン、インプットエンドポイント一覧、ロール名、VIP、ポート
    ロールインスタンスのドメイン更新とドメイン障害
  • 新しいバージョンのList SubScriptionsメソッドは、操作開始時間と操作完了時間を追加で返すようになりました。
  • これらのメソッドの新しいバージョンを使用するためのリクエストヘッダーは、「x-ms-version: 2011-06-01」です。

参考

Windows Azure

Windows Azure Team Blogの「New Windows Azure Connect Features Add New Locations, Enhance Interface」をざっくり意訳した投稿です。

Windows Azure Connectは、オンプレミスとWindows Azureリソース間のネットワーク接続を設定できる単純で簡単に管理できるIPを基にしたメカニズムを提供します。既存のオンプレミスのインフラに、直接IPを基にしたネットワーク接続を可能にすることによって、既存のアプリケーションをクラウドへ簡単に移行することを計画できるようにします。
Windows Azure Connectは、オンプレミスのアプリケーション上で使用しているのと同じツールで、リモート管理やトラブルシューティングができるようにしたサードクラウドに構築した仮想マシンに、直接接続できるように開発者が簡単に設定することができます。

今日、地理的に近い中継場所を選択できるようにヨーロッパとアジアに新しい中継場所を追加したことを含む、Windows Azure Connectのいくつかの新しい機能追加をしたことを発表できて光栄です。

その他の追加機能:

  • オンプレミスのセキュアなエンドポイント上に構築されている既存のオンプレミスのPKIインフラを活用できるように、ローカルマシーン用の証明書ベースのエンドポイントの有効化
  • リボンの再構成、エンドポイントバージョン・サポート状態の追加などをした複数の管理UIの強化
  • 調査確認をしやすいようにエンドポイントUIの更新

Windows Azure ConnectはCTP版での提供です。CTP版の提供が終了するまでは、Windows Azure Connectは課金されない招待性での提供です。招待を要求するには、Windows Azure管理ポータルのBeta Programにアクセスしてください。

SQL Azure

わんくま同盟勉強会 東京57で、時間をいただきセッションをしてきました。Windows Azure BootCampで公開されているマテリアルの内、SQL Azureセクションを日本語化し実施しました。

一部スライドをセッション対象から外し、一部説明スライドを追加していますので、Windows Azure Bootcampをベースにしたオリジナル版となります。

30人の参加者がおり、SQL Azure Data Syncについての改善点などの意見が出ましたので、製品チームにフィードバックしたいと思います。

SQL Azure Data Syncを単なる同期だけのものとするのでは無く、コードからも同期機能にアクセスできるようにインターフェイスなどを公開し、VS2010から簡単に扱えるようにすれば活用領域が広がるのでは無いか。

SQL Azure Team Blog

SQL Azure Team Blogに投稿された「Simplified Import and Export of Data」をざっくりと意訳した投稿です。

本日提供を始めたMicrosoft SQL Server "Denali" Data-tier Application (DAC) Framework v2.0 Feature Pack CTPを使うことで、オンプレミスのSQL ServerとSQL Azureとのデータインポートとエクスポートをとても簡単にできます。 DACフレームワークと呼ばれます。 DACについて詳しく知るには、このホワイトペーパーを参照してください。

もし試したい場合は、SQL Azure Labsページにアクセスするか、読み進めてもう少しDACについて知って下さい。

今回のDACフレームワーク更新には、3つのポイントがあります。

  1. 新しいインポート&エクスポート機能 : このDAC CTPで、インポートとエクスポート機能が導入されました。 データベーススキーマとデータを拡張子".bacpac"ファイル1つに出力されます。簡単なコマンドで、SQL ServerとSQL Azureデータベース間のデータインポート、エクスポートをとてもシンプルにできます。
  2. 無料: この機能は、SQL Serverの次期バージョン"Denali"(誰でもダウンロードすることができる無料版のSKUを含む)全てのバージョンで提供されます。
  3. 未来 = SQL Server と SQL Azureを使用するハイブリッドアプリケーション: ハイブリッドアプリケーションを作成するためにSQL ServerとSQL Azure間を行き来させるデータ機能です。SQL Server "Denali"で提供されるツールは、一般的な管理タスクのひとつ、データ移行の為にDACフレームワークを使用する予定です。 データ層アプリケーション(DAC)フレームワークは、SQL ServerとSQL Azureでデータベースを管理するための重要なデータベーススキーマ一覧と 管理ライブラリです。このCTP版では、新しいインポートとエクスポート機能は、スキーマとデータを含むデータベースのリカバリとリストアをひとつの操作でできるようにします。

SQL ServerとSQL Azure間でデータベースを保存したり移動させたい場合は、一つのファイルでデータとスキーマを含む一つのエクスポートファイルで対象データベースへエクスポートできます。また、ログイン、ユーザ、テーブル、列、制約、インデックス、ビュー、ストアドプロシージャ、関数、トリガーも含みます。一度データベースを出力したら、インポート操作でファイルをインポートできます。

今回のリリースのインポートとエクスポート機能は、SQL AzureデータベースとSQL Serverの保存、移行をフルサポートするプレビュー版です。今後、Windows SQL AzurePlatform管理ポータルへ追加します。SQL ServerとSQL Azureの次期リリースされるツールと管理機能は、オンプレミスとクラウド双方でできるようになります。

どのように使えば良いですか?

ユーザが接続できるオンプレミスのSQL Server 2008 R2インスタンス上で動作するデータベースが存在すると仮定します。次のコマンドを使用することで、一つの ".bacpac"ファイルにエクスポートできます。

DacImportExportCli.exe -s serverName -d databaseName -f C:\filePath\exportFileName.bacpac -x -e

エクスポートしてしまえば、新しく作成された拡張子".bacpac"ファイルをSQL Azureデータベースにインポーチできます。

DacImportExportCli.exe -s serverName.database.windows.net -d databaseName -f C:\filePath\fileName.bacpac -i -u userName -p password

SQL ServerもしくはSQL Azureで動作するDACデータベースは、登録を解除するか削除できます。

DacImportExportCli.exe -s serverName.database.windows.net -drop databaseName -u userName -p password

簡単にSQL Azureデータベースをローカルのエクスポートファイルにエクスポートでき、SQL Serverにインポートできます。

インポートとエクスポートをどのように使うべきですか?

エクスポートは、SQL Azureデータベースのバックアップメカニズムとして推奨されないことを重要な情報として補足します。(推奨するバックアップ機能を提供すべく動いており、近日更新されお披露目します) エクスポートファイルには、トランザクションログや過去のデータは含まれていません。エクスポートファイルには、単純にSELECT * した結果を格納し、データ整合性を考慮しないトランザクション制御されていないものです。

しかしながら、SQL Azureのコピーを作成するために、シングルユーザモードまたは、読み取り戦用モードもしくは、データベースのスナップショットからのエクスポートで、DACエクスポートをすることで、エクスポートファイルにトランザク制御したエクスポートファイルを作成できます。このドキュメントで素早くSQL AzureデータベースのCopyを作成する為の詳細な情報を記載しています。

クラウドストレージに保存されているエクスポートファイルで、SQL Azureのエクスポートとリストアを簡単にするために機能強化されました。

思ったことを私たちに教えてください

あなたからのフィードバックと、この新しい機能を使用してみた感触を教えてもらえることを本当に楽しみにしています。SQL Azureフォーラムもしくは、ここから私たちに連絡することができます。

インストールと試用するには、SQL Azure Labs ぺージにアクセスし、FAQに目を通してください。