SQL AzureでINDEX再構築時などに40552エラーがでる場合の回避策

Handling Error 40552 IN SQL Azureをざっくりと日本語訳した投稿です。

エラー40552が発生する理由

SQL Azureは、サーバを複数ユーザで共有するクラウドデータベースサービスです。
全ユーザが等しくSQL Azureを快適に使えるように、一部のユーザがリソースを占有しないように幾つかのセーフ機能を持っています。

セーフ機能の1つに、トランザクションで大量にアクティブトランザクションログを生成していないか監視しています。
大量のトランザクションログ容量を使用するトランザクションを実行しているアプリケーションは、SQL Azureから次のエラーを受け取ることになります。

Msg 40552, Level 20, State 1, Line 1
The session has been terminated because of excessive transaction log space usage. Try modifying fewer rows in a single transaction.

インデックスの作成、再構築、削除をする際に40552を回避する方法

インデックスの削除、再構築、作成は、大量のトランザクションログレコードを生成するので、大きなテーブル上でこのエラーメッセージを受け取る可能性があります。

この問題を回避する為に、新しいテーブルを作成しインデックスのレイアウトを完成され、その新しいテーブルに小さな粒度でデータを移行します。
しかし、たいていの場合、ONLINEオプションを使用してインデックス操作をするほうが、必要なトランザクションログスペースを少なくすることができます。
ONLINE=ONを指定して、CREATEやALTER、DROP INDEX操作をすると、実行方法が変わります。
一つの大きなトランザクションに変わって、長時間広いロックを取得することなく、裏側で複数の小さなトランザクションを実行する操作になります。

どちらの方法でも、操作に必要なトランザクションログ容量を減らすことができ、操作を実行している間でも、対象テーブルの使用を継続できます。