Windows Azure

Windows Azure PowehShellで、Windows Azureサービスを管理することができます。
使用を始めるには、Windows Azure PowerShellコマンドを使用するためにセットアップをし、Windows Azure 管理ポータルからpublishsettingファイルをダウンロードする必要があります。

PoweShellで次のコマンドを使用して、Windows Azure Powershellをダウンロードできます。

PS C:\> Get-AzurePublishSettingsFile

このコマンドは、次のURLで公開されている.publishsettingsファイルをダウンロードします。

https://windows.azure.com/download/publishprofile.aspx?wa=wsignin1.0

.publishusettingsファイルをローカルに保存すれば、次のコマンドが使用できます。

PS C:\> Import-AzurePublishSettingsFile WindowsAzureInternal-11-20-2012-credentials.publishsettings

このコマンドを実行すると、次の場所に設定ファイルが作成されます。

C:\Users\<Windows_Login_User_Name>\AppData\Roaming\Windows Azure Powershell

config.json
DefaultSubscriptionData.xml
publishSettings.xml

publishSettings.xmlを開くと、次のように証明書の拇印を確認することができます。

<?xml version="1.0"?>
<PublishData xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<PublishProfile PublishMethod="AzureServiceManagementAPI" Url="https://management.core.windows.net/" ManagementCertificate="********************************************">
<Subscription Id="GUID_1" Name="Windows Azure Internal Consumption *" />
<Subscription Id="GUID_2" Name="Windows Azure Internal Consumption ****" />
</PublishProfile>
</PublishData>

まれに、Import-AzurePublishSettingsFileを使用してPublishSettingsをインポートしようとすると次のエラーが発生することがあります。

Import-AzurePublishSettingsFile : Value can not be null.
Parameter name: s
At line:1 char:1

その場合、次の手順を試してください。

  1. 「C:\Users\<Windows_Login_User_Name>\AppData\Roaming\Windows Azure Powershell」にあるファイルをすべて削除してください。
  2. 再度同じコマンドを使用してください。publish設定ファイルをインポートして設定ファイルを再生成します。

元情報

How does Windows Azure PowerShell import publishsettings using Import-AzurePublishSettingsFile command?をざっくり意訳した投稿です。

Windows Azure

Windows Azure Web SitesはデフォルトでPHPをサポートしており、さらにユーザ自身のFastCGIを設定することができます。

Windows Azure Web Sites(WAWS)でカスタムFastCGIを設定する方法について説明します。

  1. WAWSウェブサイトにFastCGI実行ファイルをデプロイします。
    例えば、ウェブサイトのbinフォルダーなどにアップロードします。
  2. 次の内容を含んだASPファイルを作成します。

        <%
        Response.Write Request.ServerVariables("APPL_PHYSICAL_PATH") 
    %>

  3. ASPファイルをウェブサイトのコンテンツフォルダーにアップロードし、IEで開きます。
    IEにWAWSサイトのルートPATHが表示されます。
    Azure環境では、
    C:\DWASFiles\Sites\YourSiteName\VirtualDirectory0\site\wwwroot\
    オンプレミス環境では、
    C:\inetpub\temp\DWASFiles\Sites\YourSiteName\VirtualDirectory0\site\wwwroot\
  4. Windows Azure管理ポータルにログインし、ウェブサイトに移動し、カスタムFastCGIの設定をします。
  5. CONFIGURATIONをクリックします。スクロールバーを下まで下げ、「handler mappings」セクションを見つけます。
  6. 「EXTENSION」で、FastCGIによって処理する必要があるファイル拡張子を定義します。「SCRIPT PROCESSOR PATH」で、FastCGI実行ファイルのフルパスを定義します。
    例えば、
    “C:\DWASFiles\Sites\YourSiteName\VirtualDirectory0\site\wwwroot\bin\FastCGI.exe”
  7. Configurationを保存します。

元情報

MSDNフォーラム; How to configure custom FastCGI on Windows Azure Web Sites (WAWS)

Windows Azure

数日後、Windows Azure Active Directory Previewの新しい更新をリリースします。

Preview版の動作に破壊的影響を避けることができない、フィードバックを元にした機能の追加と変更を実施します。すでにWindows Azure Active Directoryを使用してアプリケーションを開発していたり、アプリケーション開発を計画している場合は、いくつかの個所でアプリケーションのアップグレードをする必要があります。

  • ユーザーのTenantIDの変更
    Audienceフィールドのトークンをspn:appid@tenantidからspn:AppIDに変更します
    tenantIDはIssuerフィールドから取得してください。
  • URLのtenantフォーマットの変更
    AAD URLとフェデレーションメタデータのエンドポイントURLの定義が変わります
  • コンテンツトークンの変更
    claimsの定義が変わります
  • Issuer Valueの変更
  • Graph APIエンドポイントを変更します。
    URLが変わります。graph.windows.netへ。

情報源

MSDNフォーラムのアナウンス:PLEASE READ: 2nd New Release of Windows Azure Active Directory Preview (Breaking Changes)

Windows Azure

2012年2月から提供されているWindows Azure Streaminsight Preview版のロードマップが、PASS Summit 2012で紹介されていたので、シェアしておきたい。

ロードマップ

2012年2月

2012年2月のリリースについては、こちらを参照。

  • プライベートCTP
  • StreamInsight 2.1
  • Rx 統合
  • HTTPでのデータ登録・永続化

2012年内

Windows Azure StreamInsight Previewのリリース

  • Windows Azure管理ポータルに統合
  • Data Ingress Security
  • User Code分析が可能

2013年

一般提供開始

  • Business Model Finalized

Windows Azure StremInsightの概要図

Streminsightの分析シナリオ

  • 監視インフラ
  • コンテンツ提供
  • Web解析
  • 地理情報分析

image

from PASS Summit 2012 セッション資料より

Windows Azure

Windows Azure Webサイト(WAWS)の更新が完了し、WAWS上で.NET Framework 4.5が動作しています。

Windows Azure Webサイト(WAWS)チームは、顧客からのフィードバックを受け、新しい機能追加、パフォーマンスとユーザーエクスペリエンスの改善にコミットしています。顧客から一番多くのフィードバックを受けた.NET Framework 4.5のサポートに対応するため、アップデートしました。

このアップデートで、すべてのWindows Azure Webサイトで.NET Framewrok4.5が動作するようになります。.NET Framework 4.5はインプレイスアップグレードされます。.NET4と.NET4.5の共存はサポートされていません。.NET4で作成されたアプリケーションは特に変更することなく動作します。

Windows Azure WebサイトでHTML5 Webソケットを提供しますか?

HTML 5 Webソケットのサポートには、.NET4.5とWin2012の両方が必要です。
Windows Azure Webサイトは、Win2008R2上で動作しており、HTML5Webソケットに対応していません。Win2012用のWAWSは間もなく提供予定です。

.NET Framework 4.5で提供される機能

.NET 4.5がインプレイスアップグレードの理由

.NET 4.5は、.NET4のサービスパック的な位置づけで設計されています。
.NET4に機能を追加するものです。
.NET4.5をインストールすると単純に、.NET4のアセンブリを置き換えるのです。

情報源

MSDNフォーラムに投稿された「WAWS Preview to support .NET Framework 4.5」を一部抜粋し意訳した投稿です。