SQL Azure Team Blog

Windows Azure Platformの全てのリソースをWindows Azure Platform Management Portalで、管理することができます。NEW! Windows Azure Platform Management Portal – Zane Adam’s blogに補足情報があります。

Management PortalからDatabase Managerを起動させるときには、IEのポップアップブロッカーに引っかかってしまうので、開けるように登録する必要がある。(今までHoustonと呼ばれてきたツールである)Database Managerは、Management Portlaのデータベース管理バーのボタンから起動します。

IEのポップアップブロッカーは、リンクやボタンををクリックした場合を除いて、自動的に表示されようとしているWindowをブロックします。特定のサイトで、ポップアップを有効にするには以下の手順で設定できます。

  1. IEを起動
  2. ツール→ポップアップブロック→ポップアップブロック設定をクリックする。
  3. 許可するURLに追加する。

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SQL Azure Team Blog

この投稿は、7 Things You Need To Know about SQL Azure Reportingを参考に意訳したものです。場合によってはオリジナルとは文意が異なる箇所があるかもしれません。

Microsoft SQL Azure Reportingは、クラウドで提供するレポーティン基盤です。 SQL Azure Reportingは、レポートの作成管理、配置を行えるツールを提供します。また、APIを使用することで、データの統合や拡張、カスタムアプリケーションでのレポート作成をすることができます。オンプレミス環境と同様のツールを使用して、開発、クラウドへのレポート配置ができます。

エンドユーザは、ブラウザを使用して、直接クラウドレポーティングサーバからレポートを取得する事ができます。アプリケーションに組み込むこともできます。

以下の7つがSQL Azure Reportingで知っておくべき7つのことです。

  1. SQL Server Reporting Serviceがベース
  2. レポート生成はクラウドで行う
  3. SQL Azure ReportingはWindows Azure Platformの一部
  4. 情報源はSQL Azure
  5. レポートは、同じフォーマット
  6. 何も新たに準備する必要が無い
  7. ブラウザでSQL Azure Reportingに接続できる

それぞれについて、具体的に説明をしていきます。

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1. SQL Server Reporting Serviceがベース

SQL Azure Reportingは、SQL Server Reporting Services 2008 R2で知られている多くの機能を提供します。Business Intelligence Development Studioで使用できるテーブルやチャート、地図、マトリックスなどを使用したレポートを作成でき、オンプレミスで配置するのと同様にクラウドに配置することができます。

Business Intelligence Development Studioは、無償でダウンロードできるMicrosoft SQL Server 2008 R2 Express with Advancedにも同梱されている。

2. レポート生成はクラウドで行う

SQL Azure Reportingは、Windows Azure Platformデータセンター内のサーバでレポートを生成する。クエリの実行や図表の生成は、マイクロソフトのデータセンターで実行される。

Web ApplicationにMicrosoft Report Viewer Controlを埋め込みレポートに使用する場合、Web上で生成するローカルプロセス(.rdlc)もしくは、オンプレミスのSQL Serverで生成するリモートプロセス(.rdl)のどちらかを選択することができます。

SQL Azure Reportingを使用する場合は、Report Viewr Controlはリモートプロセスモードにします。

3. SQL Azure ReportingはWindows Azure Platformの一部

Windows Azure Platformの一部であることは、Windows AzureとSQL Azureと同じツールが使用でき、スケーラビリティの恩恵を受けることができるということです。データセンターでクイックプロビジョニングのメリットがあり、Azure Developer Portalに統合されます。

4. 情報源はSQL Azure

SQL Azure Reportingは、SQL Azureデータベースに対して、クラウドでレポートを実行することができます。もし、今共有のデータソースを使用しているのなら、一度データを更新することでSQL Azureにリダイレクトさせることができます。

5. レポートは、同じフォーマット

SQL Azure Reportingにデプロイするレポートは、オンプレミスのSQL Server Reporting Serviceにデプロイしているレポートと同じです。違いは、データソースが異なることだけです。SQL Server Reporting Servicesですでに作成したすべてのレポートを活用することができます。直接SQL Azure Reportingにデプロイすることができます。Business Intelligence Development Studioで作成したレポートを使い続けることができます。

6. 何も新たに準備する必要が無い

今までにレポートを作成するために使用してきたツールと同じものを使用することができ、クラウドでレポートを実行することができます。ローカルマシンに新たに何かを追加する必要はありません。

Business Intelligence Development Studioは、無償でダウンロードできるMicrosoft SQL Server 2008 R2 Express with Advancedにも同梱されている。

7. ブラウザでSQL Azure Reportingに接続できる

どこからでもSQL Azure Reporting URLにIDとパスワードで接続することができ、レポートを見たり、PDFやExcelでダウンロードすることができます。どこからでもレポートを見ることができるレポートビュワーコントロールを埋め込んだwebサイトを用意する必要はありません。オンプレミスのSQL Serverとは違って、どこからでもアクセスできるようにするためにFirewallのポートを空ける必要はありません。

SQL Azure Reporting事始め

Nino BiceによるPDC10:SQL Azure Reporting概要を参照するといい。

SQL Azure Reportingについて、さらに知りたい場合は次回のCTP版提供に申し込むとよい。

Operational Report | Cloud-Based Reporting | BIDS | SQL Azure Reporting

SQL Azure

Wha’s New in Microsoft SQL Azure」で発表されたSQL AzureのPortalとツールについて紹介。

SQL Azure Portalがリニュアル予定

新しいSQL Azure Portalサイトは、今年中にリリース予定。

  • 現行のASP.NETベースのシステムからSilverlightベースのシステムへ移行
  • きれいで、わかりやすいデザイン
  • 他のWindows Azureサービスとエクスペリエンスを統合
  • 共通タスクをウィザードで案内する
  • リッチなフィルタリング
  • 全てのサブスクリプションを同時に表示
  • Database Manegr(コードネーム:Houston)を統合
    ログイン画面

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ログイン直後の画面

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右側のペインに、SQL Azureに関わる共通タスク一覧(Geting Strated)が表示されている。

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新しいSQL Azure PortalからDatabase Managerを呼び出すことができる。

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コードネーム:Juneauの紹介

マイクロソフト内プロジェクトコードネーム Juneau(ジューノ)が発表された。

Juneauは、

  • SQL Azureのローカル開発環境が欲しい
  • まだサポートされていない機能があるのですか?
  • デザイナーをサポートして欲しい

などの声を受けて、立ち上がったプロジェクトである。

Juneauは、

  • SQL Azure、SQL Server、Business Intelligence用の高性能開発環境
  • オンライン、オフラインでのデータベース開発が可能
  • アプリケーション・でーたべす開発の統合

を実現するためのプロジェクトである。

Visual Studio 2010チック(というよりは、そのものだと思うけど)の画面となっている。

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接続先のデータベースとして、SQL Azure、SQL Server 2011、SQL Server 2008、SQL Server 2005がある。

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SQL Azure

SQL Azureのクエリパフォーマンスを分析するには、SQL Server Management Studioを使用するか、SET STATISTICS T-SQLコマンドを使用します。SQL Server Profilerは、今のところSQL Azureではサポートしていません。この投稿では、SQL Server Profilerの代わりに、サーバに実行されたT-SQLの結果セットを分析しパフォーマンスを改善することに焦点を当てます。

 

SQL Server Management Studio

 

SQL Server Management Studioを使用して、クエリの実行プランを表示することができます。実行プランを使用して、SQL Azureのインデックス使用状況、取得データ、各ステップごとの取得行数を知ることができます。

実行プランの取得方法

  1. SQL Server Management Studio 2008 R2を起動します。(このバージョンでは、簡単にSQL Azureに接続可能)
  2. 「新しいクエリ」ウィンドウを開きます。
  3. 新しいクエリウィンドウにクエリをコピペします。
  4. ツールバーの「実際の実行プランを含める」ボタンをクリックし、実行プランの表示を有効にします。

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    または、メニューバーから「実際の実行プランを含める」を選択します。

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  5. クエリを実行すると別のタブに実行プランが表示されます。

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実行計画の見方は、SQL Server 2008 R2と同じですので、この投稿では取り扱いません。「グラフィカル実行プランの表示 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。クエリのパフォーマンスの改善する方法の一つに、カバードインデックスにする方法があります。「I/Oパフォーマンスを改善する」を参照してください。

 

USING "SET STATISTICS"

 

SET STATISTICSは、Transact-SQL コマンドで、SQL Server Mnagement Studioのクエリウィンドウで実行することで、クエリの実行統計を取得できます。SET STATISTICSは二種類あり、その一つが、SET STATISTICS TIME ONです。TIMEコマンドは、クエリのパースとコンパイル、実行時間を表示します。

クエリは次のようになります。

SET STATISTICS TIME ON

SELECT *

FROM SalesLT.Customer

      INNER JOIN SalesLT.SalesOrderHeader ON

            SalesOrderHeader.CustomerId = Customer.CustomerId

実行結果は、以下のようになります。ストップウォッチのような動作をします。

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もう一つが、SET STATISTICSのオプションが、SET STATISTICS IO ONです。SQL AzureでのクエリのIOパフォーマンス状況が表示されます。

クエリは次のようになります。

SET STATISTICS IO ON

 

SELECT *

FROM SalesLT.Customer

      INNER JOIN SalesLT.SalesOrderHeader ON

            SalesOrderHeader.CustomerId = Customer.CustomerId

 

実行結果は、次のようになります。

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実行しているSQLを取得する

 

SQL Serverでは、SQL Profilerを使用することでリアルタイムで現在実行しているクエリを取得することができます。SQL Azureでは、次のようなSQLを使用して、プロシージャキャッシュ経由で、実行回数と実行されたクエリを取得します。

SELECT q.text, s.execution_count

FROM sys.dm_exec_query_stats as s

      cross apply sys.dm_exec_sql_text(plan_handle) AS q

ORDER BY s.execution_count DESC

 

SQL Azureでのプロシージャキャッシュについては、「SQL Azure上のプロシージャキャッシュについて理解する」を参照してください。

この投稿は、Gaining Performance Insight into SQL Azure – TechNet Articles – Home – TechNet Wikiを紹介したものです。

SQL Azure Team Blog

Service Update 5 Released to Productionを簡単に紹介。

SQL AzureのService Update 5が全世界のすべてのデータセンターにリリースしました。

今回のリリースでは、将来的な機能追加を可能にするために内部オペレーションの改善に注力しました。

今回の更新の1つで、sp_tablepointシステムストアドプロシージャの提供を開始しました。
詳細は、sp_tableoption (SQL Azure Database)を参照してください。

 

更新に合わせて、以下のMSDNドキュメントを追加、修正しました。

HintsSupported Transact-SQL Statements (SQL Azure Database)に新たにHintsに関する情報を追加しました。

Error MessagesError Messages (SQL Azure Database)に、エラーを絞り込み解決するための情報を追加しました。
詳細は、Error Messages (SQL Azure Database)を参照してください。

Microsoft Sync Framework 2.1Migrating Databases to SQL AzureにMicrosoft Sync Framework 2.1のサポートについて説明を追加しました。