SQL AzureとセッショントレースID

SQL Azure and Session Tracing ID – SQL Azure Team Blog – Site Home – MSDN Blogsを簡単に翻訳したエントリーです。

もし注意を払っていたら、SQL Azureに接続しているとSQL Server Management Studio 2008 R2に新しいプロパティ(セッショントレースID)が追加されていることに気がついたかもしれません。

セッショントレース識別子は、全てのSQL Azureの接続時に生成されるユニークなGUIDです。サーバサイド上で、SQL Azureチームは、セッショントレースIDによって全ての接続の記録と追跡をしています。つまり、もしセッション識別子とエラーが起こったことがわかれば、Azure Developerサポートは、エラーを探し、エラーの原因を追及することができます。

 

SQL Server Management Studio

 

SQL Server Management Studioで、接続プロパティウィンドウでセッショントレース識別子を取得することができます。

vs03

 

Transact-SQL

 

下のクエリを使用してTransact-SQLでセッショントレースID識別子を取得することができます。

SELECT CONVERT(NVARCHAR(36), CONTEXT_INFO())

 

C#

 

またはC#でも取得することができます。

using (SqlConnection conn = new SqlConnection(…))
{
    // Grab sessionId from new connection
    using (SqlCommand cmd = conn.CreateCommand())
    {
        conn.Open();
         cmd.CommandText = "SELECT CONVERT(NVARCHAR(36), CONTEXT_INFO())";
        sessionId = new Guid(cmd.ExecuteScalar().ToString());
    }
}

重要なことは、セッショントレースIDは、クライアントサイド上のADO.NETコネクションプールとサーバへの接続ごとに発行されます。コネクションプールがリサイクルされ、接続し直すまで、SqlConnectionのインスタンスは同じセッショントレースIDになります。

 

まとめ

 

もし、セッショントレースIDとサーバネーム、おおよその時間を用意し、Azure Developer サポートに電話すると、デバッグプロセスを早めることができ、貴重な時間を守ることができます。