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SQL Azure Database Service Update 1

SQL Azure Team Blog に投稿された「SQL Azure Database Service Update 1 is live」を日本語にしてみました。これまた、微妙な訳なので、正確を期したいときは本家を見てください。

SQL AzureとWindows Azure Platformが正式稼働してから2週間ちょっとが経過し、最初のサービスアップデート(SU1)が稼働しました。フィードバックをいただきまして、ありがとうございます。フィードバックの一部は、すでに反映いたしました。さらに、いくつかのバグフィックスを行い、以下の新しい機能を追加しました

トラブルシューティングとサポートに使用するDMVs

動的管理ビュー(DMVs)は、データベースの稼働状況をモニターする情報や問題を診断する情報やパフォーマンスに関する情報を返します。オンプレミスのSQL Serverですでに存在しているものと同じビューです。

追加したDMVsは次のとおりです。

DMVs 説明
sys.dm_exec_connections 接続を確立しているあなたのデータベースの情報を返します
sys.dm_exec_requests あなたのデータベース内で実行している各リクエストの情報を返します
sys.dm_exec_sessions 全てのアクティブなユーザコネクションと内部タスクについての情報を返します
sys.dm_tran_database_transactions データベースレベルのトランザクションについての情報を返します
sys.dm_tran_active_transactions あなたの現在の論理データベースのトランザクションについての情報を返します
sys.dm_db_partition_stats 現在のデータベースの各パーティションごとのページと行カウントの情報を返します

2つのエディション間を移動させる機能

もっともリクエストの多かった機能の一つが、WEBエディションとBusinessエディションにアップグレードしたりダウングレードしたりできるようにする機能です。この機能は、よりフレッキシビリティな対応を可能にします。WEBエディションを使用していて、容量の限界に達したとき、一つのコマンドで簡単にアップグレードできます。また、容量サイズが限界値以下なら、ダウングレードできます。

以下のコマンドを使用します。

ALTER DATABASE database_name

{

MODIFY (MAXSIZE = {1 | 10} GB)

}

アイドルセッションのタイムアウト

コネクションタイムアウトの時間を5分から30分に増やしました。これは、コネクションプールを使用している間の体験とインタラクティブツールの改善につながります。

長い間稼働しているトランザクション

顧客のフィードバックに基づき、長時間実行しているトランザクション実行を終了させるアルゴリズムを改善しました。これらの変更は、実質サービスの質向上で、(having to resort to breaking your data down into chunksを除いて)大容量データのインポート、エクスポートを許可します。

引き続きフィードバックをお待ちしています。