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マイクロソフト コンサルタントによるWindows Azure実装ガイドが公開されました!300ページ強の分量がある素晴らしいドキュメントとなっています。

提供されるマテリアルは、マイクロソフト コンサルティングサービスが有償で提供しているVisual Studio WorkshopコースのWindows Azureセッションの1つとなっています。過去にマイクロソフト コンサルのセッションを自社内で受講したことがある人は、あのクオリティを思い浮かべればいいわけです。

そんな物ですから、多少の制限がありますが、自習する分には問題無いのでご安心を。

 

Windows Azure 実装ガイド、公開しました! – とあるコンサルタントのつぶやき – Site Home – MSDN Blogs

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SQL Azure

SQL Serverと異なるSQL AzureのConnection問題

 

SQL Azureは、高可用性を維持するためにロードバランスして、データベースがサーバーを移動します。
データベースが別のサーバーに移動すると、コネクションプールは、無効になります。

SQL Connectionを再接続(retry)しない場合、リクエストが失敗しエラーが発生します。
SQL Azureでは、再接続(retry)を組み込むことが重要になります。

接続(connection)が閉じると、問題を解決するためにconnection objectをcloseとopenするのに、数百msから数秒待つ必要があります。ごくまれに、再接続に失敗することがあります。

retry処理を組み込んだコード例が、「SQL Azure Connection Retry」(SQL Azure Connection Retry Updateの方が見やすいですね~)で紹介されています。

参考

Windows Azure

Microsoft IT Starts Migration of Microsoft.com to Windows Azure Platform」で、microsoft.com上で提供されているVideo ShowcaseをWindows Azureへ移行した話が紹介されています。
移行結果は、Video Showcaseのアプリを作成する時に、Windows Azureを適材適所で利用しコスト削減と可用性を向上させています。オンプレミスとクラウドの連携となっています。

Video Showcaseは、製品情報を紹介する5分程度のビデオを8000ほど提供しており、主にマイクロソフトのマーケット部門の人間が利用します。機能としては、ビデオの提供以外にも、レーティング、コメント投稿機能、スパム防止機能、分析機能などを備えています。

microsoft.com上で提供しているサービスをWindows Azure上に移行した最初のサービスがVideo Showcaseです。Video ShowcaseをWindows Azureに移行する為に開発されたのが、Social eXperience Platform(以後、SXP)です。

SXPは、microsoft.com内でソーシャルメディアを提供できるように開発されたマルチテナント型のWebサービスです。SXPは、オンプレミスとクラウド両方の長所を採用したサービスです。SXPは、Windows AzureとSQL Azure上で動作していますが、Video ShowcaseのWebサーバはマイクロソフト内のデータセンターにあるmicrosoft.com上に立てています。組み合わせることで、総合運用性の高い、高セキュリティと管理の容易性を実現しています。

SXP Web Servicesは、VS2010と.NET Framework 3.5で作成しています。
SXP Web Servicesは、3つのMediumインスタンス上で1つのWeb Roleが動作しています。SXPチームは、高可用性と、micorsoft.comのエンタープライズwebサイトとしてのスケーラビリティを提供するために3つのインスタンスを選択しました。通常、5%程度の利用率なので、必要以上の性能を持っています。

SXPはマルチテナント型なので、micorosoft.com上の複数のサブサイトで、利用することができます。テナントごとに、SQL Azureデータベースを分けてテナントを作成します。複数データベースを利用することで、DBの分離の利点を享受できます。複数DBを利用することで可用性を高めています。SXPでは、ログの保存にWindows Azure Storageを利用しています。

Windows Azure

Deploying Existing Silverlight Application (Deep Zoom) on Windows Azure」で、Deppzoom Composerで作成したSilverlightアプリケーションのDeep ZoomをWindows Azureにデプロイする方法が紹介されています。

Deepzoom Composer

Deepzoom Composerは、「Microsoft Wave – Deepzoom Composer」で公開されており、SilverlightのDeepzoomを手軽に作成することができる。マウスで、画像を追加し、画面上に配置しリンクなどを設定するだけでDeepzoomを作成できる。

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紹介記事では、Deepzoom ComposerからエクスポートしたDeepzoomをWindows Azureにデプロイしている。

Windows Azureへのデプロイ準備

既存のSilverlightアプリケーション(Deepzoom)をWindows AzureのWeb Roleへデプロイする。

  1. Visual StudioでWeb Roleを追加する。
  2. Deepzoomのディレクトリをプロジェクトに追加する。
  3. web.configを修正し、規定のドキュメントにtest.htmlを設定する。以下のコードを<system.Webserver>配下に追加する。

    <defaultDocument>
    <files>
    <add value=”Test.html”/>
    </files>
    </defaultDocument>

以上でWindows AzureへのSilverlightアプリケーションのデプロイ準備が完了する。後は、デプロイして完了。具体的な手順は、「Deploying Existing Silverlight Application (Deep Zoom) on Windows Azure – Mingfei’s Code Block」にてスクリーンショット付きで紹介されている。

実際にWindows Azure上にデプロイされたデモアプリが、Silverlight Project Test Pageで公開されている。

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知っていました?マイクロソフトの製品ロゴが配布されていることを。

使用許諾条件を確認して、使っちゃいましょうな。

Microsoft PressPass – Image Gallery: Microsoft Logos:

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もちろんAzureのロゴもありますよ。