CSS SQL Azure Diagnostics(情報収集)ツールがリリース

SQL Serverのカスタマーサービスサポートチーム(Customer Service and Support:CSS)が、CSS SQL Azure Diagnostics(CSAD)ツールをリリースしました。

SQL Azureで、PSSDiag/SQLDiagを使用できません。CSADは、SQL Azureの問題を解決するために、手っ取り早く情報を収集するためのツールです。
CSADは、以下のような情報を収集しレポート表示します。レポートは、レポートコントロールを使用していますので、様々なフォーマットで出力することができます。

  • データベースサイズ
  • CPU負荷の高いSQLトップ10
  • 実行時間の長いSQLトップ10
  • 論理I/Oが多いSQLトップ10
  • 物理I/Oが多いSQLトップ10

使用手順

CSS SQL Azure Diagnostics(CSAD)が起動すると、↓のような画面が表示されます。

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画面の左上部分に、SQL Azureデータベースサーバとデータベース名、ユーザ名、パスワードを入力します。入力後、「Go」ボタンをクリックします。
もちろんSQL AzureのFirewall機能が動作していますので、あらかじめWindows Azure管理ポータルで、アクセス元のIPを接続許可に追加しておきます。

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情報収集が完了すると次のように画面下部に、収集した情報がレポート表示されます。

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レポート説明

データベースサイズなどが画面上部に表示されます。

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過去に発行したクエリの中でCPU負荷の高いSQLトップ10を表示します。

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画面の左上にある矢印をクリックすることで、レポートを切り替えることができます。

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インストール手順

インストールは、http://csssqlazure.blob.core.windows.net/csssqlazuredeploy/publish.htmからできます。
アクセスすると↓のような画面が表示されますので、「Install」ボタンをクリックします。

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使用許諾画面が表示されますので、確認し問題が無ければ「Accept」ボタンをクリックします。

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各種ファイルのダウンロードが始まりますので、ただただ眺めます。

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インストールの確認ダイアログが表示されますので、「インストール」ボタンをクリックします。

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以上で、インストールが完了です。