Step by Step:LightSwitchをWindows Azureへ公開する方法

Visual Studio LightSwitch Team Blogに投稿されている「Step-by-Step: How to Publish to Windows Azure (Andy Kung)」を抜粋、意訳した投稿です。

LightSwitchアプリケーションをデプロイする

フォーム認証するFormがあるLightSwitchプロジェクトを作成しました。 “HelloWorld.” を呼ぶとてもシンプルなLightSwitchアプリケーションです。 一つのテーブルと一つの画面があります。クラウドへ配置する準備ができました。

ソリューションエクスプローラーのプロジェクトノード上で右クリックし、Publishを選択します。

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Step 1: クライアント設定

Publish Wizardが表示されます。全部で7つのステップです。公開先をデスクトップにするかウェブにするかを選択します。LightSwitchは、ブラウザーベースでもデスクトップアプリケーションでもクラウドをサポートします。この例では、Webアプリケーションを選択し、Nextをクリックし、Step2へ進みます。

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Step 2: アプリケーションサーバ設定

Windows Azureにアプリケーションをホストしたいので、Windows Azureを選択し、Nextをクリックし、ステップ3へ進みます。

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Step 3: Windows Azureへの接続

Windows Azureへ接続するために、 Windows AzureサブスクリプションIDと管理証明書を設定します。Windows Azure web portal でサブスクリプションIDを確認できます。

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管理証明書はWindows Azure上にホストされたコンピュターを更新するのに使用します。ドロップダウンメニューから既存の証明書を選択することもできます。新規に証明書を作成するには、 ドロップダウンメニューから“Create new self-signed certificate” を選択します。

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証明書名を入力し、OKをクリックします。

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Windows Azure証明書ストアーに証明書をコピーして格納しなければなりません。作成した証明書をWindows Azureにアップデートする必要があります。証明書を保存しているパスをコピーするために“Copy Path”ボタンをクリックし、Windows Azure portalにアクセスします。

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Windows Azureポータルで、既存の証明書を表示するために “Management Certificates” を選択します。新しい証明書を追加するために、“Add Certificate”ボタンをクリックします。

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新規管理証明書追加ダイアログで、“Browse.”をクリックします。

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“ファイル名”にコピーした証明書のパスを貼り付け、Openをクリックします。clip_image029[4]

証明書を追加するために、“Done”をクリックします。一覧に、新たに追加した証明書が表示されます。

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LightSwitchに戻って、NextをクリックしてPublish Wizardのステップ4へ進みます。

Step 4: Azure サービス設定

このステップで、hostedサービスとストレージアカウントとデプロイ用の環境情報を指定する必要があります。Windows Azure web portal で作成したhosted service と storage accountをドロップダウンメニューで指定します。Staging または Productionを選択します。ここではProductionのままにします。Nextをクリックし、ステップ5へ進みます。

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Step 5: セキュリティ設定

Azureへデプロイするとき、LightSwitchは、アプリケーションをセキュアに接続するのにHTTPSが必要です。SSL証明書を使用します。Windows AzureにすでにアップロードしたSSL証明書がドロップダウンに一覧表示されます。LightSwitchは既存のSSL証明書、またはVeriSignのようなライセンスベンダー提供のSSK証明書をアップロードできます。今回は、テスト目的なので、自己署名の証明書を使用します。ドロップダウンメニューから“Create new self-signed certificate”を選択します。補足すると、アプリケーションを配置するときに、自己署名はブラウザから警告が表示されます。

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ダイアログで情報をすべて入力し、OKをクリックします。

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自己署名の証明書を作成し、ドロップダウンメニューで選択します。Nextをクリックし、ステップ6へ進みます。

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Step 6: Database 接続

SQL Azureへの接続情報を指定する必要があります。LightSwitchは、Publish Wizardで、管理者接続とユーザ接続の2つの接続文字列が必要です。管理者接続は、Publish Wizardでデータベースを作成したり更新する時のみに使用します。ユーザ接続文字列は、LightSwitchアプリケーションでデータベースに接続するのに使用します。LightSwitch Publish Wizardで、管理者接続用に“…” ボタンをクリクリます。

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接続プロパティダイアログで、サーバ名とログイン情報を入力します。Windows Azure web portalから取得します。OKをクリックします。

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ユーザ接続は、デフォルトで同じものが設定されます。セキュリティ目的で、ユーザー接続文字列用にユーザ名とパスワードを分けます。“Create Database Login” ボタンをクリックします。

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新しいユーザログインを指定し、Createをクリックします。Nextをクリックし、ステップ7に進みます。

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Step 7: 認証情報

フォーム認証を使用するためにアプリケーションを設計します。公開後、アプリケーションにログインするためのアプリケーションの管理アカウントを作成する必要があります。終わったら、Nextをクリックし捨てぷ8へ進みます。

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Step 8: クライアントアプリケーションの証明設定

デプロイしたSilverlightクライアントアプリケーション(xapファイル)への署名を選択できます。今回は、チェックせずに、Nextをクリックし、ステップ9へ進みます。

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Step 9: まとめ

最後のステップは、公開に関するまとめが表示されます。最後に、Publishをクリックします。

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およそ5分で、Windows Azureへ公開されます。LightSwitch IDEの左下にステータスが表示されます。公開されると、Windows Azure web portalに公開される。

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クラウドで

Windows Azure web portalで、hosted service下にアプリケーションが表示されます。10 から 15 分でアプリケーションの初期化が終了します。右側にあるDNS名のリンクをクリックし、ウェブサイトを確認します。

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自己署名SSL証明書を使用しているので、IEのセキュリティリスクが表示されます。“Continue to this website.”をクリックして続けます。ライセンスされたSSL証明書を使用している場合、警告は表示されません。

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Webアプリケーションの初期画面は、ログイン画面が表示されます。ステップ7で作成した管理者情報を入力し、 “Log In” ボタンをクリックします。

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Voila! フォーム認証される Windows Azure と SQL Azureにホストされたアプリケーションが用意できました。

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結論

LightSwitch Beta 2を初めて、Windows AzureとSQL Azureへデスクトップ、ブラウザベースのアプリケーションを配置できるようになりました。一度、Azureアカウントとサービスを設定したら、以後はアプリケーションを簡単に再配置できます。Visual Studio LightSwitchでクラウドベースのアプリケーション開発を楽しんでください。